わたくしの世界の魔法は何でもアリではなく、一定のルールに従って制限された魔法という設定です。例えば
第一段階:近接して小さな火を出して、それを動かせる
第二段階:火を飛ばして、接触した非生物を温められる(水の沸騰が限界)
第三段階:火の塊を飛ばして、近傍の火を消せる
上の段階に進めば、下位魔術は距離が開いても使えるようになりますし、威力も上昇します。そして、魔法学を勉強しなければ上の段階には進めませんし、第一段階の魔術をいくら使っても第二段階には進めません。飽く迄も第二段階を発現しようと練習と勉強に励まねばならないパターンです。
また、魔素を四元素に変換する場合と、既存の物質を利用する場合で仕組みが少し異なります。一般的な「土魔法」ではなく「砂魔法」としたのは、直接的には無機質しか操作できないというニュアンスを込めるためです(【消砂】があるので間接的に有機質の割合を変化させ得ますが)。
魔法名は森人のモデル言語としたラテン語を「参考に」しています。魔法の具体的な技術である魔術は「技(Ars)」。火魔術は「Ars Ignis」ですが、魔法名を示す強調表現であることと、合成した造語とするため「Ignisars」としています。その他、水魔術(Aquars)、砂魔術(Sabulars)、風魔術(Ventars)としました。