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第113話 モデルは狼男(捕:魔物狩組合の看板)

狼頭鬼(ハルギワルグ)
 古ノルド語でhargr(毛深い)vargr(狼)すなわち「hairy-wolf」。数頭で行動して薄暮に紛れて密かに接近する狩を行うので実は厄介。【探知】がないと危険。その割に実入りが少ないので魔物狩に人気が無い。

 ウルフ(古ノルド語ulfr)は、人名にも使われることからも分かるように良い意味合いでも使われます。これに対してヴァルグ(同vargr)は悪い意味だけを持ちますので、こちらを使いました。『指輪物語』の魔狼ワーグ(warg)がウルフではなくヴァルグを語源としているのも、同じ理由だと思います。

 狼男は古代シュメール叙事詩『ギルガメッシュ』が文献初出とされています。気紛れな愛神イシュタルが羊飼いの愛を受け入れたものの飽きて、狼に変えたという逸話です。ヒドイ。ギリシャ神話ではゼウスを騙して人肉を捧げたリュカオン王が狼に変えられました。これは当然の罰でしょう。

ウルフスタン村(Wolfstan)
 古英語で「狼石」(wolf-stone)。旧リムステイン村(lim-steinn)。リムステインは古ノルド語で石灰岩(lime-stone)。領町グラフェルから北に約16kmの村。石切り場と竹類の加工場がある。男爵家入植前は領町だったが「ノルドの惨劇」で全滅した。領内二か所しかない魔物狩組合の出張所もある。

 AI画像は、魔物狩組合の象徴看板「小鬼を貫く双剣」です。実質的な識字率が低いため、鍛鉄(ロートアイアン、叩いて伸ばし曲げて加工する)製の吊り下げ看板が各種組合等の公認店の軒先に掲げられています。

8件のコメント

  • 鼻と口を貫いているのって、結構、怖いですね……(笑)。
  • 翠川 あすか様
     で、デザイン上の都合でございますから。目を貫くよりは良いかと思いました……魔物は憎き存在なので、この世界ではコノヤロウなのでございます。
  • グヲーッッッて魔の咆哮が聞こえてきそう!
    なんかちょっとかわいさも感じるし、何よりわかりやすくていいですね。
    吊り下げ看板、私的には異世界ファンタジーの象徴の一つって感じです。風見鶏とかも🤭
  • 佐子 八万季さま
     リアル寄りにするとAI様は作ってくれないので、可愛くなってしまいました~。吊り下げ看板、雰囲気が出ますよね。他のお店も順次、上げていく予定です!
  • あわわ、なかなかに怖い看板ですね(すみません)。
    あ、まあ、慣れると大丈夫なのかもですが。

    狼男の初出って、ギルガメッシュだったのですね。
    知りませんでした。
    そして、狼男にされた理由が酷すぎて笑っちゃいました。
  • 桐原コウさま
     す、すみません、やっぱりハードな看板ですよね。そしてイシュタル神はもう、無茶苦茶ですから……まさに荒ぶる神でございます。次に遭遇する魔物は名前だけは既出の獣型魔物、斑魔狼です!
  • ヨーロッパに旅行に行ったとき、看板がかわいらしくて上ばっかり見ていたのを思い出します(笑)
    ロートアイアンが好きなんです♡
  • 丈王 音羽さま
     欧州の古いお店の看板、もっと絵柄や文字で書いてあって可愛いですよね。ウィラルテでは無骨なロートアイアンの看板を順次、出していきます。次回は何と特殊な宿屋です!
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