江戸時代は同時期の世界の中でも跳び抜けて識字率が高かった(英仏では3割に満たないのに江戸時代は6割以上だった等)というのは「識字」の定義が違うことに起因する誤解です。江戸時代には真面な統計調査は実施されていませんが、明治初期の調査では以下のような感じです。
文部省の調査で「自分の名前が書けたのは男性で40%~90%、女性で4%~50%(女性は40ではなく4です。地域差が大きい)」。長野県の調査で「新聞を読めた男性は1.7%」。和歌山県の調査で「手紙を書けた男性は10%」という為体でした。また学校整備前の明治初期の寺子屋の男女比は約4:1でした。
四協帝国の普人地域も「郷士以上と有力平民のみ実用的な読み書きができる」と設定しています。魔法素質割合に男女差は無いのですが、それでも「学舎」の男女比は2:1くらいに留まっています。尚、森人は全員が素質持ちですから男女全員が読み書き計算できて、森人地域の普人の識字率も高いです。
算盤の一般名がアバカス(セム語「塵・埃」が語源。砂を撒いた上に石と溝で計算したのが起源)。ギリシャ・ローマでは溝に玉を乗せて動かしていて、中国で玉を軸に通す方式が発明されました。後者の方が圧倒的に速く計算ができますから、西欧のアバカスも中国式になっていきました。
そして「玉二つ(5を表す)と玉五つ(1を表す)」が十進法の基本配列ですので、我等世(ウィラルテ)でも採用しました。ちなみにローマでは二十五進法の「玉二つ(5を表す)と玉四つ(1を表す)」でした。玉を横に動かすアバカスの子孫は、現在でも西欧やロシアで使われています。
セフティラ(Sefteir)
古英語で「柔らかな(sefte)」(soft語源)「空気(eir)」(air語源)。「柔風さん」。
イルヤ(Yrja)
古ノルド語で「火」。第二段階の火の杖使いまで達する14歳の女の子。
斉藤康雄『識字能力・識字率の歴史的推移』
島村直己『近代日本のリテラシー研究序説』
AI画像は「縦型の十進法式算盤」。グラフェルなので竹と天然石で作られていますが、森人地域では白木と魔法石になります。
