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第114話 仮説(捕:男爵家の業績、連休中も更新します)

 「魔法袋」が存在しない世界ですと主人公たちの苦労度が激増しますので、わたくしの世界でも導入しましたが、便利になり過ぎず、そしてなるべく論理的破綻が生じないよう設定しているつもりです。四人の推測は当たらずとも遠からず。袋の素材や開口部の広狭は、殆ど関係ありません。

 地球でも、血液循環が(西洋では)17世紀末、細胞構成説ですら19世紀前半、病原体感染の証明は19世紀末ですので、ボンデ師が受け入れられないのは当然でしょう。尚、この世界の光魔術士も青光魔術を体内に及ぼそうと試行済みです。恒神様の救済処置の条件に届かないので無効なのです。

 ショウくんたちは、ある程度の正しい医学知識と要/不要を判断する意識操作が必要らしい、と気付きましたが、現時点でもまだ誤解しています。実はショウくんは、第六段階【全快】と同等の効果を会得していません。この世界の光魔術の働き方を理解するには、一層の臨床&社会経験を要します。

 グラフェル男爵家は、クンディ様の六代前(高祖父の祖父)の郷士一族が入植し、復興と開墾の功績で五代前が叙爵されました。新たに建設した領町に近く、旧領町だったリムステイン村は初代男爵の次男が再建して治めました。直系以外は貴族籍を外れますので、次男は独立以降、郷士身分です。

 初代リムステイン村長の孫息子がクンディ様の大伯母(祖父の姉)と再従弟婚をしたので、その息子である今はウルフスタン村となった郷士家の現当主は、クンディ様の従弟伯父且つ高祖父の弟の曽孫。設定次第ではありますが、封建領主制は複雑な縁戚関係で結ばれるのが自然と思います。

※9/21(月)~9/23(水)の祝日も更新予定です。

2件のコメント

  • 荷物の運搬、特に狩りをするとなると、獲物の運搬は重要ですよね。
    魔法袋がなかったら、ショウ君はともかく、女の子3人(現時点では)と手分けして運ばないといけなくなったしまいますものね。

    今更ですが、同じ魔法でも知識の有無で効果や使い方が変わるのはとても素晴らしい設定だなと思います。
    きちんと原理を理解している方が、効果が高くなるべきですよね。
  • 桐原コウさま
     はい、大荷物を担いで歩くとなると色々と……作話上の都合も大きいです。魔法設定もお褒めいただき有難うございます。御作の設定もそうだと思いますが「才能があればOK」「呪文を正しく発音すればOK」は不自然に感じるのです……。魔法であるからには、最後はファンタジーに行きつくのですが。
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