時計や馬車には早くからバネを使っていたにも関わらず、寝台へのバネの応用は近代になってから。19世紀も半ばになって金属の網や鎖を張るようになり、マットレスの中にコイルやスプリングが入るようになったのは20世紀。実際には錆びにくいステンレス鋼の発明という条件も重要です。
地球の竹の弾性は長持ちせず割れ・裂けなど生じ易いです。現代の撓らせた木版を張るウッドスプリングベッドは、高圧でプレスした積層材を使っているからこそ。但し我等世(ウィラルテ)の竹は頑丈で数年間は弾性も維持され、その代わりに筍が苦すぎて食用困難であると設定しました。
竹製寝台と長椅子はそれなりに人気を博し、数年でヘタる欠点も逆に買い替え需要を産みました。尚、竹で積層材に匹敵する弾力を実現すること自体は、和弓と同じ複合板構造(竹+櫨+竹と重ねる)で可能です。寝台のような大型家具への応用は、コスト面で厳しいのではないかと思います。
ミナス・ティリスは『指輪物語』中つ国における善き人間たちの最後の都。ダンホロウは最新電子版で「やしろ岡」と訳語が変わった騎馬国家ローハンの避難所。尚、ヴェイザ~ネップ間の休憩場は無人なので「馬継所」で馬を交代する早馬車のみ。ネップから先は「白灯」通信で高速伝達が可能です。
※次回の更新は10/3(土)を予定しています。
AI画像は「弓状に撓らせた割竹を敷いた寝台」と「竹網代と竹筵を重ね敷いた寝台」。
