• ラブコメ

第二話「長女の矜持」 朝霧 夏凪(あさぎり なぎさ)紹介

【夏凪本人より】
 はじめまして。朝霧夏凪、二十歳。六人姉妹の長女よ。
 アルカディア芸術大学に通いながら、モデルのお仕事もしているわ。……ええ、そう。よく「近寄りがたい」って言われるけれど、別に怖い人間じゃないから安心してちょうだい。
 長女ですから、妹たちのことはちゃんと見ているつもり。まとめ役? そうね、そういう立場だと思っているわ。家事は……得意な子たちに任せたほうが、全体最適でしょう?
 趣味は——強いて言えば、街を歩くこと。新しいお店を見つけるのが好きなの。……たまに、少しだけ遠回りすることもあるけれど、迷っているわけじゃないわ。散歩よ、散歩。
 私にとって大切なのは、あの家で過ごす時間。騒がしくて、落ち着かなくて、でも——帰りたくなる場所がある、というのは、きっと幸せなことだと思うの。
 よろしくね。

【案内人・葛城二華より】
 朝霧家の長女、夏凪さんについて、少しだけ補足いたします。
 「近寄りがたいカリスマ」という評判は事実です。大学構内でも振り返らない人はいないほどの存在感をお持ちです。ただ、ご本人が「迷っていない」とおっしゃった点については——方向音痴であることは、ご家族の間では周知の事実です。
 長女としてのプライドが非常に高く、妹さんたちの前では常に余裕を崩しません。けれど、ある方の前でだけ、耳の先まで赤くなるのを隠しきれなくなることがあります。ご本人はおそらく気づかれていないと思っていらっしゃいますが、周囲にはよく見えています。
 強がりの奥にある不器用な優しさ。それが、夏凪さんの本当の魅力だと、私は考えております。

【お礼の言葉・美琴二凛より】
 読んでくださって、ありがとうございます。応援もフォローも、とても励みになります。
 この物語には、まだまだ多くの皆さんが関わってきます。次は夏凪さんのお話。強がりの奥にある、あたたかい長女の物語です。
 よかったら、もう少しだけ——一緒に見届けてもらえたら、嬉しいな。
※本作のイラストはAIを用いて制作していますが、キャラクター・服装の設定および最終選定は作者によるものです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する