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誕生日特別編1「一枚分の重さ」(5月24日 西園寺 玲)に添えるコメント

【案内人・葛城二華より】
 誕生日特別編をお届けいたします。
 本日の主役は、西園寺 玲さんです。聖カレイド学園の前生徒会長であり、白亜の聖域において「法王」の階級をお持ちの方。——その名前の重みを、学園で知らない方はいらっしゃらないでしょう。
 五月二十四日。西園寺邸には、毎年変わらず胡蝶蘭が届きます。カードが添えられ、品が並び、形式は完璧に整っている。けれど、そこに「温度」があるかどうかは、別の話です。
 けれど、学園に着いてからの玲さんには、少しずつ、違う温度のものが届きます。聖さんの言葉、茜さんの贈り物、美空さんの花束、そして名前のない花。受け取るたびに両手がふさがっていく。それでも玲さんは、崩れません。
 崩れないからこそ、わずかに外れた瞬間が深く映ります。
 本話は、じゅんさんが直接登場されない構造でございます。にもかかわらず、一日の終わりに玲さんの手元に残るものの中に、じゅんさんは確かにいらっしゃいます。
 タイトルは「一枚分の重さ」。その一枚が何であるかは、最後の数行に譲ります。
 玲さんの感情は、目ではなく、手に出ます。指先が何かの上に留まる、その数秒を、どうぞ見逃さずにお読みくださいませ。
※本作のイラストはAIを用いて制作していますが、キャラクター・服装の設定および最終選定は作者によるものです。

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