第120話までお付き合いくださり、本当にありがとうございます。蒼たちの歩みをここまで見届けていただけたことを、作者として心よりうれしく思っております。
今回は、第119話に登場した「返却記録同因枠」の補足です。一見すると、錆びて歪み、底まで抜けた古い書類籠ですが、作中では、その穴こそが大切な機能になっています。同じ発行命令から分かれた大量の返却記録を通過させ、「複数の返却物」ではなく「一件の発行事故資料」へ再結合する道具です。
欠けているから役に立たないとは限らない。皆が破損だと思った部分に真価があるという、蒼らしい見抜きになりました。
『底辺鑑定士の俺、誰も気づかない“ゴミ”の真価が視えるので、深』はこちらから読めます。
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