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『地味なバフ係』補足 強化される側から見た【共鳴強化】

いつも読んでくださりありがとうございます。今回は第93話で描いた、【共鳴強化】を受ける側の感覚について少し補足させてください。

作中では、【共鳴強化】は相手の資質を見抜き、その資質に沿って一時的に押し上げる技能です。第93話では、カイが初めて強化される側に回りました。呼吸が深くなって視界が冴え、弟子たちの重心や救助者の脈拍まで勝手に頭へ入ってくる状態です。

ただ、長所も強めすぎれば足かせになります。情報を一つも捨てられなくなったカイに、右足を三回置き直していると指摘したのはユズでした。天井が崩れるまでの秒数を告げたのはソウタです。教える側が教わる側に回ると、弟子たちがどれだけ育ったかがいちばんよく見えます。そう考えて書いた場面でした。

カイの「雑な万能感を押しつけられてたのか」という一言には、普段の自分の仕事を振り返る皮肉を込めています。反省ではなく教材にするあたりも、彼らしいところだと思っています。

『パーティを追放された“地味なバフ係”の俺、育成配信を始めたら』はこちらから読めます。
https://kakuyomu.jp/works/2912051604633825822

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