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『勘で物を言う男に給料は払えない』第40話のお礼と、灯台の光で霧を読む話

おかげさまで、第40話まで続けることができました。いつも読みに来てくださる皆さま、本当にありがとうございます。

今回は、湊がよく見ている「灯台の光のにじみ方」について少し補足させてください。湊は霧の濃さを計器で測るのではなく、港口の灯台の光がどちらへ広がるかで霧の層を読んでいます。光の下半分だけが横へ太くにじめば、海面近くに薄い霧の層が溜まっている。上へ細長くにじめば、上に溜まった霧が少しずつ降りてきている。第38話と第39話で、同じ灯台でも朝ごとに見え方が違っていたのはそのためです。

もちろん湊は光だけで決めません。製氷所の煙の折れ方、岸壁の泡の流れ、鳥の飛ぶ高さと合わせて、ようやく出航時刻と航路を組みます。手順は航路メモに全部書いてあるのに、読める目がなければただの紙になる、というのはこういうところです。

これからも、霧の海を一緒に見ていただけたら嬉しいです。

『勘で物を言う男に給料は払えない』はこちらから読めます。
https://kakuyomu.jp/works/11054822662546690983

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