@magosaku

カワリモノの両親を持つ、鈴木スピカ、16歳。 それは思春期、青葉の頃。 16歳を迎えた夏、秘密を抱え、大人への脱皮を迎える。

16世紀のフィレンツェ。彫金師のジャンニ親方は裁判官に任命され、殺人事件の捜査を行うことになった。しかし行く先で正体不明の男に襲われ、工房からはルビーが紛失し、ついには裁判官をク…

秋葉原に愛犬と一緒に住む二次元オタクの月折夕都は、高校生カップルを助け、眼鏡の眉目秀麗な男――司東朝火に捕まってしまう。古より日本を護り続けてきた影の組織“神無殻（かむから）”に…

太古の昔、王国は光に満ちていた。 女王によって祝福され、人びとは幸福を謳歌していた。 母なる太陽の光は、國にひと欠片の影を作らない程であった。 外界の人間は女王の王国を、影のない…

橘木カホは美大を卒業したものの、仕事と奨学金の返済と親の面倒を見るのにせいいっぱい。 疲弊しきった残業帰りの夜、家に帰ると一通の封書が届いていた。 中を見ると…… 「――おめ…

先月、氷室冴子先生の名作にして未完の大作「銀の海　金の大地」①～⑪巻を再読したら深く傷ついたので、この情緒的ビッグウェーヴに乗るっきゃないかんじで中二的なお気持ちを語ります。 …

精神科というと怖いところ、と思われる方が多いかもしれません。 私は２０代で精神科に通うことになり、それからもう、２０年間通院しているのですが、 通う前に想像していた場所とは大きく…

明日、2025年8月29日から精神科に入院することにしました。

天智天皇の皇子である大友皇子には二人の妃がいた。一人は大海人皇子の皇女である十市皇女、もう一人は中臣鎌足の娘である耳面刀自である。天智天皇の死後に起きた壬申の乱で大友皇子は大海人…

底辺に埋もれている星屑にしか過ぎなかった。そんなわたしが出逢った、読み専の神さまについての覚書。 誰もが一度は逢ってみたいと願うような、そんな人でした。

ふと、web小説を読んでみようと思い立った。

　高校のとき、とある作家先生から教わったことを、改めて思い返す。 　きっと誰にも刺さる事だと信じ、この意味を、一緒に考えていこう。

私が好きなテーマは「異種族間交流」。 恋愛要素が入っていればなお嬉しいけれども、そもそもは異種族間が関わって絆を深めていく過程が好き。 そういえば、どうして好きになったのだろう？

多少ショッキングな内容になる為ご注意下さい。

カクヨムに氾濫するAI生成された小説たち。 あっというまにランキングを席巻したこれらの小説と、純粋に人間が書いた小説には果たしてどんな違いがあるのか？ カクヨムのヘビーユーザーの…

或る鬱編集者の日記です。 同業者は何言ってんだこいつと高笑いするか、哀れに思ってそっと見なかったふりをしてください。

【週間ランキング創作論・評論部門最高３位】 これは禁断の創作論です。 決して、参考にしてはいけません。 ２５年はデビューできなくなってしまいます（笑） あくまで、読み物として眺…

氷の女神症候群《スカジシンドローム》――空気中に含まれる毒を吸うことで罹患する氷の病。症状は下がり続ける体温と寒気、それから外気の寒さへの耐性。患者の体温は日に日に下がり続けるが…

天と地が覆ったあの “革命” から11年。 11年前のあの日。 民衆の蜂起により、国王フェルナン8世は、一族郎党ともどもその首と身体を分かたれた。 その後、革命指導者ランベール…

ねじまき人形のマキナは、歯車をあるべき場所へと戻す使命を与えられた。使命を果たすため、マキナは仲間とともに、各国を旅する。歯車を全て元に戻すと、この国はどうなるのだろうか？

「君はひとりでも魔王を倒せるだろう」 「俺たちは彼女や婚約者が待ってるんだ」 「このパーティー抜けるぜ！」 ――そう言い残して、勇者パーティーは解散した。 残されたのは、たった…

　「僕」は映画が好きな平凡な高校生。 　ある日、幼い頃入り浸っていた地元の小さな映画館「シネマ大橋」が閉館することになる。 　閉館するまでの三日間、毎日映画館へ通うと決めた僕。 …

ペルー、ナスカの砂漠地帯でドローンとAIによって新たな地上絵が多数発見された。 時を同じくして、南極大陸。大蛇行海流の温暖化により氷床が溶けて露わになった南極の大地に、大規模な地…

ネタバレを含むかも。気を付けてください。 ※問題あったらすぐ消します 暇がてらにU-24コンテに参加していたら、ふと「そういや周りってどんなの書いてるんだろう？」と思いました。…

たぶん古い時代の、中華ぽい地域の、北の蛮族が暮らす垂逸国――。 那侘弟鼓呼氏の王太女である烈は、山野を駆け巡って賊をしばき、装甲車で暴走して面白おかしく暮らしていた。 ところが、…

西暦1100年代の中国西部――。 大黎国の東部に暮らす少女・蘭児は、飢饉で食い詰めた親に売られてしまう。本来は妓（娼妓）になるはずが仲介人の雷の機転により、都で限定奉公人である丁…

2029年、世界に激震が走った。 なんと人工知能のアンドロイドであるジョーカー氏がアメリカ大統領選に立候補し、民主党の候補と互角の戦いを繰り広げたのである。 アメリカ本土での戦い…

「あのね、単身赴任で他所に行ってるお父さんが仕事で帰ってくるの。それで、お母さんが、あのね、太郎くんをごはんに連れて来なさいって」 彼女は照れ臭そうに言った。僕が出会った彼女の…

カクヨムを読んでいると、「こんなに素晴らしい作品なのに、なぜこんなに☆が少ないのだろう」という作品に巡り合うことが少なくありません。 良作が埋もれてしまう原因について、自分なりに…

あなたの作品は読まれていますか？ あなたはレビューを書いていますか？ どちらも「NO」の方、 騙されたと思ってレビューを始めてみませんか？ それだけできっと状況が変わります。

街のあちこちに貼られた幸せそうな男女のポスター。 そこから抜け出たような幸せそうな男女のカップル。 ああ、分かっているよ。 クリスマスは、僕のためのお祭りじゃない。 ※本作は拙…

「あんたみたいなフツメンと××するわけないでしょ――!?」 酔いつぶれて起きた朝。ホテルの一室で目覚めたミサの隣には男が居た。 イケメンならロマンスのはじまりとして鉄板の状況。…

発売日　2018年2月15日 レーベル　KADOKAWA/富士見L文庫 第二回　カクヨムWEBコンテスト　恋愛部門大賞受賞作。 WEB版と書籍版とで内容が違ってきています。 …

【エッセイ・実話・実用作品コンテスト】受賞作。KADOKAWA（中経出版）より発売中です。（書籍版は登場ゲームがすべて実在のものとなっております） 『ラスボスは僕自身だった』 …

この企画はカクヨムで『伊藤計劃トリビュート』をやっちゃおうよっていう、ただそれだけの企画です！　 参加資格は一つだけ――伊藤計劃氏の作品に触れて何かを感じた者。ただそれのみ。愛…

「読みやすく」そして当然「面白い」そんな観点から、おすすめ本格ミステリ小説をご紹介しています。 ひとつの作品に対し、ネタバレなしの「プレビュー」と、作品読後に読んでいただく「ネタ…

大学教授の父が、自殺した。 少年・哲也の手元に残された二つの形見＿＿壊れたメモリースティック、そして一冊の研究ノート。 末尾にはこう記されていた。「フォン・ノイマンの呪縛。我々…

昔書いた短編です。 置き場がないので置いておきます

控えめに言って、WEB小説はこれくらいの方が読みやすいです。 本当に不思議ですね。……SF? ※恐ろしいことに、この話の一部はノンフィクションです。マジヤバ……

【梗概】 紫乃は、生まれながらの奴婢（奴隷）である。 歳は十七、琉斌国に滅ぼされた隣国の神葛の出身だった。 十一の時に琉斌の王族である氷雨に買われ、下女として仕えていた。 氷雨は…

※）最新話は常に最下段に置き、新たに項目を追加した後に本来の位置に挿入します。 　カイタ編では、ここカクヨムで「書く」ことについて。 　ヨンダ編では同じく「読む」ことについて、…

小説がうまく書けない日も、 嬉しいことがあった日も、 何をやってもだめな日も、 とにかく書いていないと落ち着かない。 どれから読んでも大丈夫。 お好きな話をどうぞ。 ※随時更新

※KADOKAWA刊「5分で読書　驚愕のミライ」に収録されています。 書籍版は若い読者向けにわかりやすく改稿したものになります。 https://www.kadokawa.co.…

『新人はもれなく一週間前後で消えていく』。 時給に釣られ、25歳フリーターの袴田さんが勤めることになったのは、自殺の名所のど真ん中に建つ、いわく付きのコンビニでした……。 コ…

いつか誰か既得な人が「良いねえキミのそのエッセイ。本にしない？」と言ってくれるのをひたすら待ち続けるエッセイ。いつでも終われるということはいつまでも続くということ。日々を綴ったく…

　中略。 「で、なんでまだ童貞も捨てていない僕が２０７行後に死ぬの？」 「あと１８８行後です。ちなみにあと８６行でライバルが登場します」（※あと１８８行後に主人公の佐藤太郎は死…

どこかの世界のどこかの国（英語圏）の、おそらく我々の現実世界でもありうるお話。 長く続いた内戦で国は疲弊していた。 現在も首都では反政府組織がテロを繰り返している。 首都の憲兵…