生きるということは、他の命を奪うことでもある。けれどもこの物語には、「命を奪ってはいけない」ことに苦しむ人々が登場する。
「命を奪った」者の命が奪われる。その裏には、『影のない國』とその外に住む『くもの民』の歴史が関わっていた。
不可解な事件と、「命を奪ってはならない」という教えのもとで生きる人々。物語は謎に満ちたまま進んでいき、少しずつ真相に近づいていく。
果たして、『影のない國』とは一体何なのか。
気になった方、ぜひこの不思議な物語へと、一歩足を踏み入れてみてください。
きっと、抜けられなくなるはず。