概要
それは思春期、青葉の頃。
16歳を迎えた夏、秘密を抱え、大人への脱皮を迎える。
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- ★★★ Excellent!!!笑えるSF。大人になるのも楽じゃない!
何かと悩みの多い思春期、
『鈴木スピカさん』十六歳のお悩みは、ある日突然やってきます。
その事で、自分は何者かをスピカさんは知るのです。
普通の神経ではついて行けない、あんな事やこんな事……
ただ、思春期とは柔軟性のあるお年頃でもあります。戸惑いながらも、自分の姿や生い立ちなどなど、受け入れ成長していく姿は頼もしさを感じました。
会話はテンポ良く、クスッと笑えるツッコミ多数。
嫌みなく笑えるのは、作者さまの構成マジックかと思われます。
この作品を読むとすれ違った人はみんな、もしや何処かのお星様出身?
などと感じてしまう。この余韻はしばらくわたしに続きそうです。
脳内に負担なく読…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自分らしさと成長を描く、青春とSFが融合した優しい物語
星に名をもらった主人公スピカが、“本当の自分”と出会う瞬間から始まる、痛快でちょっぴり切ない青春SFです。
「人間の皮」が剥けるという衝撃のきっかけから、親子の距離感や親友との絆、将来への不安や恋愛のときめきまで、思春期の葛藤が独自の世界観とユーモアで描かれています。
喫茶店「七夕」での家族の掛け合いや、友人たちとの何気ない日常の会話、そして宇宙人ならではの“皮”のエピソードや宇宙の歴史まで、読者を飽きさせません。
どこか現実離れした世界観なのに、スピカの悩みや親子のやり取りはとてもリアルで等身大。誰もが一度は感じる「自分って何者なんだろう?」という不安を、優しく温かく、そして笑いも交えて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!大人になるための通過点、それは⁈
一話目でまさかの結末に仰天しました!サイコーの展開でした。
主人公は鈴木スピカ。スピカは乙女座アルファ星、乙女座で最も明るい星である。
そんな名前を子どもにつけた両親は、自分たちは宇宙人で、結婚を反対されたため地球に逃げてきてここで結婚してスピカが生まれたと話す。
スピカはこのキラキラネームで色々苦労する。
そんな奇天烈な両親の元、過保護に育てられたスピカ16歳の身に、ある日とんでもないことが起こる。
この展開は想像できないだろう。
それはどこかで買えるのだろうか、などと心配になります、きっと。
と、ここまでは第一話の感想です。
この後続編を望む声が多くて、一話完結のつもりが2…続きを読む