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「生死観」と「死生観」のちがい

長く書き続けてきたつもりでしたが、最近になってようやく「生死観」と「死生観」という言葉の差に気づきました。

辞書的な意味では大きな違いはないのですが、順序が入れ替わるだけで、背景にある文化の色合いが滲み出てくるように思います。
生を先に置くのか、それとも死を先に置くのか――今まで深く考えたことはありませんでした。

私自身にとっては、どちらも同じくらい大切です。あくまで個人的な考えですが、生きている間は「善悪」にあまりとらわれるべきではないと思っています。それらは時代の移ろいとともに変わっていく概念だからです。

ひとりの物語を聴く者として、そして紡ぐ者として、私は自分なりの答えを探し続けていきたい。気になった文献もいくつか見つけたので、時間のあるときに少しずつ読んでみるつもりです。

3件のコメント

  •  羅翕さん。ノートから失礼致します。
     先ほどは拙作「閉じ込められた、美しく、聡明な、王妃の祈り」を怒涛の一気読みして頂き、ありがとうございました!
     
     どんな方かとページに飛んできましたが、長編の書き手でいらっしゃるご様子。14話の方も読み始めようかと思ったのですが、すみません、キャラの数が多くてわたくしには無理なようです。

     スピンオフでもいいですから、3000字くらいの短編がいくつかあると、レビューした作家さんが「どれどれ、どんな人かな」と読み返してくれるので、輪が広がって行っていいと思いますよ。

     もちろん、それも作者様のお好み次第なので、お好きにされていいんですけどね。

     それでは。


  • こんにちは。

    わざわざメッセージを残してくださって、ありがとうございます。最近、執筆のテンポについて見直していたところだったので、あなたの短編を読ませていただきました。短編と長編では重点の置き方がまるで違っていて、とても勉強になりました。

    私の小説は、ある意味ではわがままの結晶のようなものです。
    しかも、人間的な時間感覚を重視していない部分が多く、確かに読みづらいところもあります。ですので、誰かに「最後まで読んでほしい」とは思っていません。小説は、面白いと思った人が自然と読み進めるものだと思っています。

    おっしゃっていた短編については、本編が終わったあとに書くことを検討してみようと思います。物語の登場人物たちは二千年にわたる歴史を生きており、書けることはたくさんありますが、進行が遅くて……毎日自分を急かしています……。

    あなたの作品を読み終えたので、後ほど私も感想を残しに伺いますね。
    貴重なご意見をくださって、本当にありがとうございました。
  •  羅翕さん、先ほどは、「閉じ込められた、美しく、聡明な、王妃の祈り」に、作品よりも素晴らしいレビューコメントをありがとうございましたw 細部までよく読み込んで頂いて、とても的確な批評をされておられ、正直、そのレベルの高さに驚いております。羅翕さんは、プロの作家さんか評論家的なお仕事をされておられるのでしょうか。
     おっしゃるとおり、あの作品では、男性キャラには全然力を入れておらず、王様なんて、英雄英雄言いながらセリフは「サラよく来たね。入っておいで」だけだし、ジュリアンはイケメンが最大の長所のなんだか脇の甘い男だし、ダブル美女の陰に完全に隠れております。ジュリアンはもう少し書きようがあったかなあ、と反省しておりました。

     メラニーの魅力を褒めて頂けて嬉しいです。単純な悪女ではなくて、自分でも分かっていて止められない、罪悪感に苛まれつつ、策謀を実行に移してしまう、という両面で、読者様からも共感を得られたのだと思います。
     メラニーのキャラが惜しかったので、スケベ心を出して、第二部を書き始めたのですが、その序盤は立派な女王になったメラニーが主役になります。第1部からキャラ変の度合いが大きいので、心情変化については細かく追う必要がありました。

     失礼しました。14話の方は、「固有名詞説明編」でした。いきなり人物紹介がゾロゾロ出てきて、「こ、こんなのむりー!」って匙を投げたのですが、本編の方を覗いて見ますね。

     お互い執筆頑張りましょう。
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