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君がいた季節の終わりに 結論的には

結局、この物語の結論は、ある意味、最初から想定できたことだし、結論的には、「四年間も深く愛した彼」からすれば・・・。

第11話の

*****

ひろみは、15日に、突然、好きになってしまったことを少しだけ、言葉で、彼を傷つけないように、
そして、自分の罪悪感を消すように、自分の身を守るように口にした。

彼は、そんな嘘を言わなくてもいいと思った。

「あなたには言ってなかったけど、実は、かなり前から、知り合いとして何気なく話をしていたんだ。それに、9月ころ、あなたは、仕事の話や愚痴ばかりで、話していて、あなたは気付かなかったかもしれないけど、私、全然、楽しくなかった。」

「それに、あの頃、電話の時間も遅かったじゃない。あなたの電話が来る前に、彼とは話していたんだ。話をするうちにあなたよりも彼に心が動いたんだよ。そして11月15日にあって話をしてみて、自分の心があなたではなく、彼に移ってしまっていた自分に気付いたの。」

「それに、あなたには、奥さんいるしね、それに、もともと私に好きな人が出来たら別れようねってスタートしたじゃない・・・。彼は現在、一人で私と同年齢だし、気も合うし楽しいし、一緒になることもできるから。あなたとは違うし。」

「もう、あなたより、彼の方をすきになってしまったんだから、ごめんね。もう、これ以上あなたとは、続けられない。」

・・とでも、ハッキリ言って欲しいと思った。

*****

それは、四年間の中で彼女を心の底から信頼していた彼だから、こそ、そう思えるのであろう。何も言わず別れの宣告は、彼にとって冷酷で凍ったような切り捨てになった。

彼女から「彼の方が好きだ」とハッキリ拒絶されることで、4年間の愛を完結させたかった。それこそが、彼にとっての「愛に対する礼儀」だったと思う。

つまり、彼女は彼を一番知っていたにもかかわらず、最後は、信頼、信用していなかったということ。
彼女側は結局、それだけの四年間だったと終焉で語ったことと同じ意味を持ってしまった。

まあ、ただ単に、二股的で、捨てられた男の過去を美化した物語かも?

・・・これに尽きるような気がする。

そこが、それがなかったことが、この物語を書かせたのであろうと。
ただ、それだけのような気がする。

しかし、恋、愛情の終わりというものはそう簡単にはいかないものなのであるから、人の恋愛や愛情というものは、いと不思議、不可解なものなのであろうと思う。

・・・よくよく考えれば、単に彼女に好きな男ができて関係を切る=別れるという男の失恋の普通の恋愛の終焉の物語であるが、少しだけ違うのが、年輪を重ねてきた男の経験値があった恋愛、愛情だったということだけ、、、。

・・・彼(男)にとっては、年齢の経験からして、単純な恋愛ではなかった。出会いから恋の芽生え、すすんではならない禁断の恋の苦悩、そして大げさでもなく、派手でもなく、ただ二人の日常の呼吸が静かな恋、深い愛だった。
彼にとって、人生最後の深い愛を感じていたということが、若い頃の恋愛模様とは大きくちがっていただけである。

もちろん、彼女がとった態度の中には「未練の愛や情」、「前に進むための自己防衛」が働いていることは明白だが、それでも彼女なりの理由はあろうが、

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