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私の作品のあの場面やこの場面の意味を質問できる場所

私の立場表明的な近況ノートです……作品と同じく、言葉や文字通りの意味でなく……メンタル鋼なので、それも全て受け止めて理解する感じです……

せっかくなので、ロスアリグの状態を知るためのひんとを置いておこうかと……

最初から一貫してる人物だとしたら、そう見ると分かってきますが、いったい興味ある方がどれだけらいるのやら……少しずつ増やしていきたいものです。

他者理解のまなざし、他者を内側から見る自らのまなざしを開いてみてくださいね。

(表面上は穏やかな嫌味を覚えると近道ですよ……!)

6件のコメント

  • こんばんは。いつもお世話になっております。場面、というよりも「入口」についての質問になってしまうのですが、この場をお借りしてお尋ねさせていただきます。

    じつは以前より、御作『異世界徴税官』に興味があり、拝読させていただきたいと考えていたのですが、『第1話 返納祭開幕』の前に並んでいる4項目を読み飛ばすか否かについて、ずっと悩んでおりました。私は、哲学というより単純に「考察好き」ということもあり、基本的に説明文や設定集のようなものは、ある程度「本編」を読み進め、自分なりに思考し、自分なりの理解を固めたあとに読むようにしているのですが、〝読まないと本作の読み方に迷いを覚える〟とまでありますので、やはり読むべきなのかなと。

    また、企画への参加や、お礼といった意味合いは一切ないのですが、アタオカしきさまが「フィードバック」を求めておられることは存じておりますので、可能な限りは積極的にコメントさせていただこうとも考えております。その際、不躾なコメントをしてしまう可能性を減らすためにも、前述の項目に目を通しておくべきなのか。それとも、あえてそれらを頭に入れず、まっさらな状態でのコメントをさせていただいた方が有益なのか。よろしければ、ご判断をいただきたいと考えました次第です。

    なお、以前に、三鞘ボルコムさまによるご批評内容を拝見したことはございますので、「読みづらさは意図的なもの」「作中に書かれていることがすべて」といった点のみは、すでに知ってしまっている状態です。ですので、厳密には「まっさら」ではないのですが、どんな作品でも私が注目する部分は「物語」や「設定・世界観」、そして「それらの〝嘘〟を読者に信じ込ませてくれるだけのリアリティ」といったものですので、あまり影響はないと考えております。

    初読の機会ということもあり、作者さまによるご判断をお伺いしたいと考え、質問させていただきました。いきなりの長文となってしまい、大変失礼いたします。






  • お時間割いてくださり、心からお礼申し上げます。上から順に、応答、対話的に答えていきたいと思います。

    驚くべきことに、ほとんど全てのことは自問自答しており、今の所、物語について想定外の読者の疑問すら確認できていない状態です。むしろ想定外を探しているところもあります。しかし私の設計がどの程度具体的な数値として作用しているかはまだ未知数です。お言葉をいただけるのなら、評価よりも、何よりも嬉しいものです。評価はいらないと断言できてしまうくらいです。

    そして、あなた様の活動や心労を少しばかり目にしておりまして、この心労解消、"ある目的を設定した場合のその目的に基づく最適な行動"についてもテーマとしているのが拙作であります。

    哲学と銘打たれているのは、その分野は興味がある方へ訴求するためです。私が感じていることや、やろうとしていることを正確でなくとも意味しやすく、そして誰かに伝えるため、唯名論的な立場で伝えるために名前を借りている感じです。

    考察好き……ですか!気が合いそうですね。
    私はtellよりもshowが好きなので、もしtell的なものがお好みでしたら難儀させてしまうかもしれませんね……汗


    "その際、不躾なコメントをしてしまう可能性を減らすためにも、前述の項目に目を通しておくべきなのか"

    お心遣い、大変嬉しく思います。涙が出てくる心持ちです。一般に言う"不躾な"お言葉も、私が集めたいと思っているものです。拙作についたコメント欄を覗いてみれば、少しその一端が垣間見えるでしょう。私があなた様へご注文を付けるとすれば、心ゆくままにコメント、を希望したいなと思っております。どのような背景からコメントがあったかもフィードバック対象ですので、私の読解力も信じてみてください笑笑
    冗談で話が逸れましたが、全ての拙作は、読み飛ばすことや目滑り、あらゆる人の全てを設計の中に組み込んでおりますので、お伝えしたとおりお心向くままにお読みくださると嬉しく思います。必要だと感じれば、読み進める途中でそこへ戻ってくるでしょう。
    あれを設置した背景として、私の想像する一般的な読者はあり得ないほど超人的なものだと判明したため、実際の読者への配慮として書きました。理想は、あれがなくとも、その内容を知っている、二の次として理解できる人を結末の答えまで辿り着く人として設計しております。

    "作者さまによるご判断"
    どこまでもお気遣い、痛み入ります。注意点があるとするなら、解釈の余地は許さないほど作中のテクスト(文脈)のみによる読解が要求される点ですが、これは他者理解という根本テーマに繋がってくることに由来します。敵に見えるものや理解できないもの、相手の視点を得るには明確に脳機能としてある部位を活性化が必要です。拙作はあらゆる全ての人の営みや人に対して挑んでおります。意外にも、自分のことですら他者として見做す必要があるということです。

    エンタメとしての導線がないわけではないですからね……!もしそっちでも楽しませることができれば幸いです……苦笑

    ただ他の方のコメントにも返信で何回か載せていることなのですが、読み進めるべきではない人が読み進めないよう6話あたりまで特に読みにくくなっているので、序盤はかるーくでおっけーです!
  • 誤字が……
  • ご返信ありがとうございます。
    また、拙ノートへもお越しいただき、ありがとうございました。

    それでは、私ながらの読み方として、『第1話 返納祭開幕』から拝読させていただきますね。また、ご回答のみならず、ありがたいお話も聞かせてくださり、大変勉強になりました。

    私自身、執筆に関する技術のみならず、精神面の鍛錬と研鑽を積むことも重要であると考えておりますので、こうして言葉を交わしていただくことによって、多くの気づきを得ることができました。こちらも重ねてお礼申しあげます。どうぞ今後とも、よろしくお願いいたします。


  • アタオカシキさま


     先ほどは感想コメントへのご返信、ありがとうございました。
     ご返信に目を通すうちに、私の認識および言葉の不足を感じとり追記させていただきたく、場違いかもしれませんがこの場をお借り申し上げます。よろしければ、幾らかの応答に加えて「地の文があると冷めないか」という議題についても、いっしょに考えさせてください。


     まず、すでに読みやすさについて改善を行なっているという点についてです。
     おそらくですが、その改善は着実に成功の道を歩んでいると思います。私が例として1話、そして一話の「地の文要求」をあげましたのは、回想にシャケジャックら仲間が出てくる運びから格段に読みやすくなり、加筆を不要としたためです。あれは発明と言ってもいいかもしれません!元仲間との絆と主人公のある種欠陥を示しながら、物語の歩みを確実に助けておりました。そのぶん、読者は彼らが心の中に登場する前の不足感が気になってしまうのです。


     次に、ご返信では原作の再現率について「前作は忠実寄り、本作はわかりやすさ重視」で書かれたということです。ウムムム……。それでは、作者さまの仰られた"一文の端的な密度。密度と余白の連続性"という構成上への問題点が抜本の課題となるのでしょうか。

     なお、「私としてはどーん!とパンチラインを置いているつもり」とも仰せでいらっしゃいます。この箇所に関して、私も肯くところです。作者さまの一文一文はそれ一つで主役となれるような、研ぎ澄まされた一文が並んでおります。すでに提示いただいている文章、情報量と質に関してまったく文句のつけられない域にあります。けれども、読者の視点で申し上げるところ、やはりなにか読者の感情をせり上げるためのパーツが不足しているように感じられるのです。
     



     さて、それでは「地の文」に対して作者さまの疑義をいっしょに考えさせてください。

    > 読者の認知の順番を逆に並び替えてあげる感じですか……?

     こちらが地の文を置いたことによりもたらす効果についてのご質問になりますね。私の所感ですので、あくまで一部読み手の感覚として汲んでいただけると幸いです。
     感情の盛り上がりの前後に置かれる「地の文」の役割と致しましては、事実確定通知による「それまでの物語によって書き起こした悲劇的場面の、端的な再演かつ再認識」かと思われます。情景描写による物語りは読者の心に像として流れてゆきます。書き手が読者の心に描き出した物語を掴み直し、読者の心と物語を縫いつけ直す必要があります。それが私の申し上げている「地の文」の要求です。
     質問に対する答えとして合致しているか不安ではありますが、以上が私の考える地の文というものになります。

     
    > よほどわかりづらい時以外説明は足さないのですが、地の文があると冷めませんか……?

     作者さまの創作論に対する私の不勉強でしたね。地の文に対する葛藤があるということで、ここの検討なしに地の文を提案するのは失礼なお話でありました。

     地の文が冷めるとお聞きして、自分なりにパターンを思案してみました。私が地の文に対して冷めを感じるのは「地の文」の温度感が読み手としての自分と噛み合わない時です。文体、価値観、質感に対して違和感や不信を抱けば物語を読めなくなってしまいます。作者さまの想定とは別の話をしてしまっていたらご訂正くださいね。また、個人的にも作者さまの「地の文」への感じ方はお聞きしてみたく思います。読み手として、地の文を苦手としているのでしょうか。

     私の感じる「地の文の冷め」事例にのっとるならば、「物語に雑音が入らない地の文であれば、差し挟んでも問題ない」という見解となります。


    > そこで私は次作、地の文と物語が一体化する方法を採ることにしました。……語り部が直接作中人物に語りかける方法です。

     次の物語の構想がおありなんですね!意欲的な構想に頭が下がります。仰っていただいた手法を受け取るに、「説明と没入感」の両立として有効な案であると感じます。
     「地の文」というのは作中人物に対する第三者のまなざしです。作中人物が世界にどう現れているかを指定する輪郭でもあります。語り部の模索とは、その輪郭をどう補うかというお話ですね。

     ただそうなると、新しい領域に踏み出すのではないかと思います。作中人物への語りかけを含ませることで、作中人物と語り部のあいだで一種の関係性が出来上がる。読者がその語り部の温度感、関係性に対してどう感じとるか、それは次作公開後の読者のリアクション次第なのかもしれません。さまざまな案と画策をお持ちで、お話を聞いてワクワク致しました。


     最後に、こちらのコメントにお返しをして終わりとさせていただきます。

    > 違和感が物語への没入を邪魔しているのでしょうか。エンタメにはストレスの排除が不可欠と、よく指摘を受けます。そんなにこの構造はストレスと言いますか、負荷なのでしょうか。

     日本の読者が(私を含めてですが)、作者さまの文体に慣れていないことが第一の要因かもしれません。作者さまの作品はストレス以前として、読者には突如現れたまったく異文化の小説なのです。その目新しいがすぎるあまりに読者は「ストレス」や「負荷」という語彙で説明をしたくなるのかもしれません。ただし、それも「地の文」や「語り部による補足」が加われば解消可能の違和感と考えております。

     読者層については、私も作者さまと同じような心持ちです。ユーザーの世代が広く、求められる文章の質もさまざまですからね。読み解くことをおもしろがる人もおりますし、投げ出して他の作品へ手を伸ばす人もいます。これだけ多くの作品に溢れていれば、文面の違和感を感じ取った段階ですぐに切りかえて他の作品を探しにいく方が効率がいいのです。読者が「許容範囲内のストレス」として許容するかの裁量が鍵となるのでしょうね。書き手として、身に染みる結論になってしまいました。


     以上です。
     またしても長々と申し訳ありません。
     小説について人とお話しできる時間を楽しんでしまっておりました。「物語の大テーマが統治」ということで、志ある作品を見られることがたいへん嬉しく思います。

     暑い日が続きます。どうぞ無理なくお過ごしくださいますよう。


                ゆりかもめ団


  • アタオカしきさま


     重ねてお付き合いいただきありがとうございます。(🙂‍↕️🕯️) まだ登録して日が浅く交流やカクヨム界隈の文化に慣れておらず、勉強の一歩としてやり取りをさせていただけますと、私としてもありがたく思います。

     情景や衣服の挿入であれば世界的な没入感を損なわず情報の補完が可能ですからね。アタオカしきさまの理念に適う選択です。AIという選択の他に、背景であればフリー画像サイトという手もありますよ。(😙♩)


     お話いただいたことで、小説を一見した時よりも幾らか作者さまの葛藤や疑問点を感じ取ることが出来ました。

    > 人物の本人が不安定なのに、心の中で整理がついていたり、わかりやすかったりすると変だな〜ぁ?と感じていたのですが

     地の文による補完を提案した身ではありますが、文体におのれ意思の外からの力で変化を加えることに浮遊感と不安を覚えるお気持ちもよくわかります。私は執筆当初AIアプリに改善点を要求し、よくわからないままとにかく修正し尽くしておりましたので………。文体の選択は重要なことです。採用されなくとも構いません。ただ、私の口から提案をした以上は意図するところを明確にさせていただく、という意味でお伝えをする次第です。

     仰っていただいた事例に具体例を提示致します。1話「別れとやらせ、その定め」から。

    -----------
    > 夜。

     真っ暗な夜空に、おぞましい丸の月が浮かんでいる。仰向けの自分へ、灰色の月が冷たい光を降り注がせてきた。

    [それは、突如訪れた平穏の崩落だった。短くとも深く付き合った仲間だった。生死の賭けた危険を共にした。こんな自分にも仲間は“よくしてくれていた”。行く宛てのない惨めさよりも、明日の生活のことよりも、———なぜ彼らにことごとく疎まれたのかわからないことが、この哀しみの心臓だった。]

    「……ごめんなさい」

     見えなくなったシャケジャックの背中が脳裏に浮かんでくる。
    -----------

     []内が私の提案している「地の文」による「明示」です。現在主人公は「なぜ自分がパーティを追放されたのか理解していない」。その旨を、彼の悲哀と織り交ぜて示しました。文化的な含みや自我の表出は抑えておりますので、没入感の阻みは可能な限り抑えられているのではないかと思います。
     それによって読者は前段における物語の整理がつく。かつ仲間への情を「明示」することによって、以降に続く仲間との思い出の下準備が整います。読者の感情の流れを良くするためのスポットの挿入です。


    > パソコンにたとえますが、短期記憶が弱いというかメモリが小さいということでしょうか?

     私と作者さまでは思考の質感が違うために、お互いの理解方式のすり合わせが難儀しているようです。どうしても、私が感覚的な思考をするものですから……。(🤒💫) 作者さまの想定しているパソコンが、二重の工程によって記憶を定着させるシステムと認識いただくことは可能ですか?そのパソコンはまず一度情報を流すことで概観を把握します。そして二度目、感情を流し込むことでパソコンの記憶に強く残すことが出来ます。一度目の情報の工程だけでは「心に残る物語」としてパソコンは認識できずに、「読者」であることを止めてしまいます。

     この思考形式の読者をターゲティングから除外するか否かは作者さま次第です。仰られるように、創作はコミュニケーションですから。伝えたいことを伝えたい人に伝える、私は創作のことを、濃密な内緒話だと捉えております。


     そして、日頃作者さまの感じるコミュニケーションに対する齟齬と、ツッコミ不在の漫才という形式への問いをお話ししていただきました。こちらに関して、人間性に根差す興味深いお話しとして受け取っております。

     他者とのコミュニケーションもある種「明示」的なものです。野暮なことであっても確認をしたい、他者と立ち位置を共有したいという願望から生まれる。本来であれば言語未満の思考で完結するものを、わざわざ外界へ繰り広げて検討する。それは、問題の提起に、他者との了解済という判子を押すための手続きでもあります。
     他者と構築する「検討」にも成功、失敗があります。同じことを言っていても話が通らない場合があり、通る場合もある。それは「検討」への参入が適切に成功したか否かなのだと思う次第です。

     私もお笑いについて、ボケの挙行が強かったりツッコミが不在となるものも好んでおります!(🥳🕊️) しかしその面白さについて考えるに、「本来であればボケの補完にツッコミがあるのが正常であるのに対し、その正常が機能していない」という一種裏返しの面白さが根底にあるような気が致します。ツッコミよりボケが勝るのは、本来あるべき力関係が崩壊していることに由来する。私はおそらく、その秩序の破れ目を面白がっております。



     さて、いち文脈として一連にお返事をさせていただきました。拾い切れない部分も多々あるかと存じますが、ご容赦いただけますと幸いです。最後に、こちらに対してもお応えすべきかと思いますので、文脈からは外れてしまいますが添えて終わりたいと思います。


    > 文の違和感の自覚としては、副詞がない、形容詞は少なく、これら2つの代わりに〜のように、という比喩が使われるところ、普段生活すると見かける文法構造を、使わない、情報量が多い、一文が長い、だと思いますがいかがでしょう。

     ご自分でも色々とご検討されていらっしゃるようです。挙げてくださったものに関しては、私個人としてはむしろ魅力的な要素だと感じるものも含まれております。一文の読みづらさの要因としては、主語の不在による視点の不確定さを挙げさせていただきます。これは1話、および一話における話です。二話以降主人公の動きが見え始める段階ではその不確定さは振り解かれております。しかし、この不確定さも作者さまが提示可能情報を厳選した上での選択かと思われますので、どうぞただの一意見として収めてください。


    > 必ずや、普通の人がわたしと同じ見方ができるくらい、物語を通してその感覚を獲得させたいです。

     粋ですね。物語の威力というものについて、この言葉で思いを改め、そして勇気付けられるようです!(🕊️🎉) したためた作品を読んでいただけることは、作者と読者が少しだけ一体化できるということです。物語とは奥深いですね。(😙♩)


     またなにか私でお応えできる話題がありましたら、お付き合いさせてくださいね。


                  ゆりかもめ団
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