企画
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093091664849913何も書かないというのはフォロワーの皆様にお目汚ししてしまうので、以下におまけを。
最近、一年貯めた"Re:ゼロから始める異世界生活"を最新話まで読み進めました。
私の書き方とは違い、人物の心を明確に緩急を持って表現しているところに、私は同じ物書きとして魅力を感じております。
主人公やその周辺人物の心は形容詞や副詞を使ってわかりやすく。しかし、知的な人物に関しては、行動と言葉遣いだけで心を表し、表面的には伏せられている。深みのある読みやすさのために、そういったものを見習いたいと感銘を受けているところです。
次に同じく、同作に関する話題ですが、高い頻度で、人物の行い、思想に関する是非がよく問われています。しかしあくまで物語の味付けとして浮き上がってくるもので、本当の意味で、その是非が問われているわけではありません。親しい大切な人のために、人を殺めてよいのか、というようなことが近しいたとえになるかと。これから挙げるのはご存じの方にしか通じない、爪弾きにしてしまうような具体例ですが、大罪司教や陽剣の姫、白の偽帝と黒の賢帝、それに反発するスバルくんの気持ちなど、全て理解できます。言葉だけに着目するのではなく、言語のない生物の気持ちを読み取るつもりでいると、彼らの考えることや感情が理解できたりします。その方法や、その考え感情のあり方も、物語として語らせたいと決意を強くしました。
私は、そこの部分を物語の主題として、しかし最も重要な部分が隠されている物語として、その物語の世界の人物に語らせて描くぞと、邁進する思いでありました。
感想おわり