• 異世界ファンタジー

第二十五回【世界観設定】精霊教①「魔法って誰のもの?」

この世界の魔法ってなんで「光、火、水、風、地、闇」の〈六大属性〉なの?って思ったことないでしょーか!?

雷とか氷とか入れて八つでもいいじゃん!
火・水・草の三すくみでもいいじゃん!って。


私はフシギダネを選びますが。




これ、実は単に「ファンタジーっぽいから」じゃないんです!
大陸南方の〈エトノーシア法国〉で国教にもなってる『精霊教』がガッツリ絡んでるんです!

精霊教では、この六つの属性にはそれぞれ担当の偉大なる〈精霊〉ちゃんがいるって考えられています!


光のラティア!

火のイグニ!

水のリウム!

風のウィズ!

地のワース!

闇のムニカ!


覚えてください!!
本編に出ま……せん。

ここでわざわざ解説しているということは、逆説的に本編には深く関わらない……のかもしれない?
……あれ、意気揚々と解説するのつらくなってきたな?


あー、あー、コホン。


はい!この六大属性の精霊は等しく信仰されており、序列もありません!
ただし、伝承として生まれた順に並べられています。

なので作中でも表記は常に光→火→水→風→地→闇の順!(……のハズ!!)

よって、この世界では、「闇属性だから差別される」みたいなテンプレ展開は一切ありません!!

ファンタジーの闇属性って迫害されたり、忌み子扱いされたりするじゃん!?
でもこの世界では、闇の精霊ムニカ様も他の精霊と完全同列に尊い存在として扱われてるわけです!!

アリアちゃんが闇魔法使っても「うわっ、闇魔法…」じゃなくて「ムニカ様のご加護があるんですね尊い…!」ってなるわけ!!

神学と学術が切り離されてなくて、「魔法が使える=精霊に愛されてる」って理屈で完全に世界が回っています。

だから〈魔法適性〉の数って、精霊教徒から見れば「どれだけの精霊から愛されてるか」って指標になるんですねぇ……。

アリアちゃんは火と闇のダブルだから、イグニとムニカから愛されてる!ジーンは光と水のダブル!ニーコは光と地!ジョーカーのメンバー、精霊からの愛され偏差値高すぎでしょ!!

ガロードは風のウィズ一本ですが。
まぁあいつは宗教的な意味なんて1ミリも気にしてないから、「ウィズのご加護ですね」って言われても串焼きモグモグしながら頷くだけだろうけど!!


前回お話ししたのは、戦闘において属性の適性が強さに直結するのか。というものでした。


精度や練度、属性の中でもできるできないがあって……あれば便利なのは間違いないけれど、どちらとも言いがたい。という、半分肯定。半分否定の答えでした。

日本人的回答ありがとうございます。



しかーし、〈精霊教〉においてはバチバチカーストが発生します。


だって信仰している精霊様がわかりやすく寵愛を授けてるんだもの!


司祭やら司教のような役職につけるのは複数属性持ちです。
敬虔な信者よりの信仰してない複数属性持ち。

……なんか、もう、この時点でやべぇ宗教なんじゃねぇか?と思われるかもしれませんが、メッカであるエトノーシア法国以外でもそれなりに信仰される程度には浸透している教えです。



で、ここで「おや?」って思うじゃん。

エステル。

こんな精霊万歳の国で適性なし。
しかも、おそらく大貴族の娘。


……生きづらくないか?


おっと、この話はこの辺でやめておきましょう!!

はい、やめやめ。


話しは戻って、

前々回に出てきた『スキル』(闘気とかそういうやつ)。
あれって六大属性に入らないパワーじゃん?
じゃあ七つ目の『無属性』でよくない?
なんでわざわざ『スキル』なんて別枠扱いにしてんの?って。

ここにも精霊教の面倒くさい……ゲフン、奥深い設定が絡んできます。

実は、精霊教の伝承にはもう一体、無を司る精霊『レイ』が存在します!

いるじゃん!!七体目おるやんけ!!
でもこのレイちゃん、なんと「六精の輪から追放された精霊」として信仰の対象から外されてるの。仲間外れ!!


無属性魔法とか言うとどこからともなく信者が現れ

「デュフ……レイは追放された精霊なんだが?そもそも魔法の定義が精霊様に力を借りて発しているのだから、属性として含めるのは、学術的にも歴史的にもアリエナイのだが!?」

「無属性とか言われるとキレてやべぇことになっから?俺がキレたらやべぇよ?どうやべぇかは記憶が無くなるからわかんねぇけどよ」

などとダル絡みされること必至です。


だから、宗教的に「レイの力も六精と同じ尊い属性魔法です」とは言えなくて、面倒くさい信徒に絡まれないように「これは属性魔法じゃなくて『スキル』なんで!別物なんで!」って言い張ってるうちに、社会全体にその呼び方が定着した感じですね。

「その言い方するとめんどくさい厄介オタク(信徒)に絡まれるから専門用語変えとこ」みたいな。


現象が先にあって宗教が後付けしたのか、本当に精霊がいるから魔法が起きるのか。
それは誰にもわかんない。
でも「それっぽい説明」でなんとなーく世界全体が納得しちゃってるこのフワッとした、でも確固たるシステム!!

次回はいよいよ、この六精を六芒星に並べた〈六精配置図〉の解説だって!!治癒魔法の『収束』とか『浄化』とか、グリフォン戦の『発散』とか、今まで本編で「なんかそういう性質あるらしいね」って流してたアレを!!
解説していきます。

魔法だけで何枠使うんだ……

設定厨の作者的には大好物なのです!

引き続き『自由のアリア』をよろしくお願いいたします!!


イラストは『エステルちゃんが立体化したら』です。
*こちらのイラストには生成AIを使用しています。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する