「＃鎌倉時代」を含む小説

12/11～2/2毎朝5時更新（全54話） 【あらすじ】 鎌倉時代末期――元弘三年（１３３３年）、河内（かわち）・千早城に拠った楠木正成は、二百万の幕府軍を相手に戦っていた。正成…

鎌倉時代末期、元享二年（１３２２年）初夏。得宗（執権北条家）被官（ひかん）の兵衛（ひょうえ）は、辰砂（しんしゃ。薬、赤の顔料）を売るために、六波羅探題の命を借りて渡辺党を討つ。代…

　鎌倉時代、日本列島は異世界転移した。 　日本全国で現れる魔物を討伐していたとある少女剣士は、卑怯者の策によってその命を散らす。 　魂だけになった少女は神を自称する存在に出会…

「鎌倉時代の元寇〜鎌倉幕府倒壊〜建武の新政〜室町幕府の成立〜南北朝時代（北畠顕家の上洛戦・北畠親房の関東での戦い・観応の擾乱・明の成立、尊氏・義詮・義満）」を描きます。 人物の…

時は鎌倉時代、老人より「うつりぎの術」を伝授された平九郎は、情を交わした相手と入れ替わることができるようになる。平九郎は主、源義経の仇、頼朝への復讐を果たそうとする～ちょっとエロ…

中世、鎌倉時代。折しも大陸の強国・モンゴルが日本侵攻を図っていた頃。 全国を歩き回り、自らの寺も建てず、ひたすら念仏だけを勧め、踊る僧がいた。 各地に道場を立て、貴俗を問わず巻き…

百年後、半蔵は鬼として蘇り、策略で稲荷の巫女を騙し、彼女との間に二人の子をもうけた。彼の暗い遺産は、人間と超自然的存在の間で紡がれ続けている…

古文書の匂いに囲まれた史料室で、僕は南北朝時代の従軍記録を解読していた。 「巫女、名ヲ『アヤ』ト云フ」 アヤ。三ヶ月前に別れた、元カノの名前だった。 偶然だと思った。よくあ…

日本国で妖怪、と称されている存在。 彼らが初めて現代に現れたその朝、空は真っ赤に燃えていたという。 血の赤か、嘆きの赤か。 これから流れる大量の血を。 これから失われてい…

心に深い傷を負いながら、６２歳まで生きた鎌倉時代初期の鴨長明。 彼は極楽往生に失敗し、なぜか異世界に神として転生した。 異世界で彼はひたすら強くなろうとする。弱いから大事な人を守…

全中真裸物語（ぜんちゅうしんらものがたり） 鎌倉時代末期の成立とされる作者不詳の軍記物語。全十一巻。時の執権・北条師見（ほうじょうもろみえ）が発布した「裸体禁止式目」に対し、生ま…

2025年初夏。世界各地でダンジョンが日々生成されている現代世界で、篝火貞宗は刀から幼女へ転生した。 篝火を人間にしたのは、京都最弱の探索者として嘲笑を受ける青年・神宮祀。人間の…

ささやかな異能を持つ姫・澪咲（みさ）は、異能を持つがゆえにひとりぼっちだった。 ある日「冷徹な暴君」と噂される辺境の当主・暉賢(あきまさ)と契約結婚することに。そして彼には、一人…

古い銭湯「極楽湯」に集まる不思議なじいさんたちと、社会人・直樹。 一見普通の銭湯だけど、そこには時を越える秘密があった！ 桶ひとつで過去と未来を行き来し、歴史をちょっぴり変える、…

あらすじ1 鎌倉時代に出会う二人の男、因幡国領主の息子富木と、禅宗で仏門を志す若い修行僧の日(にち)。後に日蓮宗門の開祖となる男との出会いが、富木の人生を大きく動かした。 鎌倉…

　古典文学の金字塔『徒然草』の著者・卜部兼好（兼好法師）が令和の世の読者に贈る、自らの若かりし日の淡く切ない恋愛話。 　時は鎌倉時代後期。二十六歳の兼好は有力貴族の邸宅に執事とし…

時は弘安６年、三河国幡豆郡吉良荘、足利の分家である一色家に男子が生まれた名は一色太郎源頼行 名門だけどマイナーな武家に生まれ変わったこの男一体どうやって修羅の時代を生き抜く、崩壊…

鞆の浦にある伝承を元に書き起こしました。 宮島参詣のお帰りに立ち寄られた武士の宝刀が海に落ちてしまいます。 どうにか取り戻したい家宝。 名乗りを上げる若者の運命。 そこから伝わ…

時代は平安時代末期から鎌倉時代前期。貴族政治は大いに乱れて武士が台頭してゆく中で、近衛天皇の皇后次いで二条天皇の后となった『二代の后』太皇太后・藤原多子に仕えた悪役女房、小侍従が…

土蔵珠子（つちくらたまこ）はある日突然、婚約者と勤め先、住んでいた家を同時に失った。 六年前、母に先立たれた珠子にとって、二度目の大きな裏切りだった。 けれど、悲嘆にくれてばか…