「ファインダー」を含む小説

ー4000PVありがとうございますー 学校では、見覚えのない噂が広がっていた。 友達との記憶すら、どこかズレている気がする。 過去も家族も友達もいる。 でも……この“オレ”って…

カメラマンである父の影響で、写真を撮るのが小さい頃からの趣味だった諏訪悠斗（すわゆうと）。 しかし、コミュ力の無さから撮るのは風景写真ばかり。 そんな悠斗でも、人物写真が撮れる数…

【本編完結、番外編更新中】大学一年の頃から、私を付け狙う盗撮魔がいる。盗撮なんかしそうにないような可愛い顔をして、大きなカメラで堂々とシャッター音を鳴らす。 腹が立つ行為のはずな…

南さんと黒嶋くんは大学生。 天と地ほどに評価の差がある二人はずっと、ファインダー越しに互いを見ていた。 ◇ 綺想編纂館さん主催の企画「#文披31題」に参加しています。

わたしは、帰り道の夕焼けにみとれていた。 いつも前を通っていた景色なのに、絵を描きはじめたわたしには、発見に満ちて見える。 指でつくったファインダーから風景をのぞいて、描くことを…

　映像作家として挫折し、全てを捨てて逃げ出した朝陽が辿り着いたのは、昔ながらの港町。そこで待っていたのは、忘れるはずもない、大学時代の親友・湊との再会だった。 　かつて共に創作…

「この世界には、撮ってはいけない風景がある」 廃墟を愛する写真部部長・海野ユイは、ある日、ファインダー越しに影のない少年と出会う。シャッターを切った瞬間、彼女が迷い込んだのは、…

クエスト：自分自身の人生を攻略せよ。 これは、空っぽだった青年が、五感すべてを使って「現実（オープンワールド）」にログインし直す、再生の記録。 友達もいない、やりたいこともない…

小説家になろうで連載中の作品を転載しています。 一応、異世界ものです。そこで生きる冒険者たちの物語かな？ 第一章：プロローグ 　ある異世界で、世界の運命を揺るがす大災害が発生…

完璧主義の新聞部長・橘環と、その仮面を暴きたい感覚派の後輩・水野雫。互いへの興味と反発から、環は【取材ノート】に、雫は【音声ログ】に相手の記録を刻み始める。互いが監視者と知らず、…

【毎日更新】閉館が決まったプラネタリウムだけが、私の世界の全てだった。夏休み、そこに現れたのは、カメラを提げた不思議な少女・月島澪。「君を撮りたい」――そのファインダー越しに見つ…

​「ねえ、私のこと、見えてる？」 ​高校二年生の春樹（はるき）には、秘密の趣味がある。それは、古いフィルムカメラで「日常」を切り取ること。 ある日の放課後、彼はファインダー越しに…

余命半年の少女と、写真を撮るのが好きな少年。 ファインダー越しに交錯する、切なすぎる両片思い。 「最期まで、普通の女子高生でいたい」 余命半年を宣告された紬（つむぎ）は、病気を隠…

海に面した町・多賀城市で暮らす高校三年生、青井悠真（あおい ゆうま） 何をしても本気になれず、ただ“この町から出たい”という焦りだけを抱えていた そんなある夏の日、都会から転校し…

2年2組の白川日和は、誰もが認める「美人」だ。しかし、僕——佐伯には、美醜を判断する能力が根本的に欠けている。だから、「美人」という他者から輸入された価値観が心底嫌いだった。 写…

創作に携わる者は、なるべく多くのサンプルを欲する。 天川も例外ではない。

　物静かな高校生・和泉の日常は、カメラを提げた転校生・悠人によって色づき始める。 　星を語る和泉と、光を撮る悠人。 　海辺の町の秘密の展望台で、二人は急速に距離を縮めていく。…

世界はいつも、一枚の磨りガラスを隔てていた。 父の遺したフィルムカメラのファインダーを覗く時だけが、現実と繋がる唯一の術だった高校生の「僕」。 そんな彼の前に、まるで世界の湿度を…

春が来る。 冷たい冬を押し流すように、暖かくて柔らかい風が吹いてくる。 これは、教室の片隅からお送りする物語。 一人ぼっちの教室でファインダー越しに世界を眺める私と 切り取られた…

小さなころから、どこへ行くにも一緒だった彼女。 けれど、夢を見つけたその日から、少しずつ遠くなっていく。 カメラのファインダー越しに彼女を見つめながら、私は気づいた。 飛び立つ…