「ドゥ」を含む小説

料理人の道を邁進する『厨房の冷血女王』と呼ばれる若き料理人ルーシアに、突然の春が来た？ けれど、その相手は誰もが知る、『恐怖の代名詞』、『冷酷無情』などと呼ばれる、鬼畜な貴族様…

『Till Blood Do Us Part（ティル・ブラッド・ドゥ・アス・パート）──愛が誓いを越えるとき、祈りは血に反転する── 』 「死が二人を分かつまで」──その誓いを、…

※備忘録です。これはプロトタイプ。とりあえず勢いで書いて消さないために投稿しています。ご了承ください。(不定期更新です) ── とある世界にあるソル大陸。東西南北四つの地区に…

（近世ファンタジー × 男女バディ × 死霊術） 屍体は、触媒――魔法の発動・維持に使う物質として、きわめて有用だ。 屍体が「危険物」「貴重品」として回収・管理・再利用されるよ…

サーリャ・ド・バストリオンは、バストリオン王国の第三王女であった。 彼女は他の王族とは違い、銀色の髪と瞳を持って生まれたのだ。 見た目のせいなのか、社交の場にあまり出ないからか、…

　ある悩みを抱えた人々を中心に、陰ながら噂になっている店がある。 　訪れた者曰く、その店には客の欲しいものが必ず揃っている、という。 　どうしても失くしたくなかった大切…

　ひと気のない路地で、人知れず、ひとりでに鳴る公衆電話。服飾ファッション科へ通うギャル、天縫纒子は、好奇心に駆られてその受話器を取った。 　それが、ミミックの擬態した姿とも知ら…

最上級悪魔と目される悪魔ジョン＝ドゥ。彼は転生者であり、異端の悪魔と言われた。 それもそのはず彼の前世は地球であらゆる善行をしたとある日本人。 名前だけ忘れ神の御前に現れダン…

部下のみっちーが、一週間フランス旅行に行きたいと休暇申請をした。そのお土産に渡されたのは、バラの香水の小瓶。三十半ば男子の俺は、みっちーの謎の行動が気になって仕方なかった。 …

天蓋に覆われた地上では、今日も“落下物”が降ってくる。 竜、機械獣、天上人の残骸――全部まとめて片付けるのが、 掃除屋《スイーパー》のヤルダ・ドゥの仕事だ。 皮肉屋の竜討伐者ドゥ…

雪と氷の国の貴族、死霊術師のグラナート・ゴールヌイ・フルゥスターリ。 遠い南方に伝わる神秘、竜の息吹使いの陶　紫花。 そしてこの国の男爵家の一人娘、ラヴィリエ・シアン・ドゥ・シ…

無名剣士のジナヴラは実の姉ある白薔薇隊・隊長ヴィクトリアから「親友、ジェーン・ドゥの心臓を取ってこい」と命令される。 ------------------------------…

　それは魔法か、それとも偶然か。はたまた必然か。 　ちょっと不思議な感覚を持った本条渚。 　彼女が営む喫茶店「ボール・ドゥ・メール」に、ある日悩める客がやってくる。 　日常に潜…

この世には名を忘れ、怪物となった哀しき生物が存在する。彼らの固有名詞を『ジェーン・ドゥ』 彼らは決まって真夜中に現れ、我を忘れて暴れ狂う。そんな哀しい彼らに名を与えることができる…

錬金術師の礎と呼ばれた人間と、妖精妃の間に生まれた半妖精カルミア・ファレノプシス。 不老不死を渇望するあまりに母を素材にした父を殺した兄を探すために、彼女は約三千年もの間、国々を…

華の都、パリ。孤児院を何者かに襲撃され家を失った少女、マリーは謎の飛行士に救助される。男の名はサン＝テグジュペリ……バルザック、ボードレールといった異能者たちと自警団「サロン・ド…

　宮本(みやもと)郁(いく)・十三歳は、毎日を灰色のつまらないモノだと思っていた。しかし、おとぎ話に出てくるような妖精と出会い、秘密の友達が出来たと、それだけが楽しみだった。 　…

大陸西部に浮かぶ、“政争の国”と揶揄された、小さな島国。 情勢不安と、民衆を脅かす脅威に立ち向かう、ひとりの老警。 国家憲兵警察隊本部長官、オーブリー・ダンクルベール。 老練な…

父親の事業の失敗から、借金地獄に陥った麻里。頑張って返そうと働けどその暮らしは楽にならず。 ある日借金取りが麻里の職場に現れて、両親の蒸発を知る。 そのせいで仕事も首になり、気落…

「スカーレット・ドゥ・アルエット、出てきたまえ！」 第八王子、レオンハルトが声高に叫んだ。 ここは貴族の子女が通う王立学園内、卒業パーティー会場である。 華やかな花畑のような…