敗戦国の幽霊王女ですが、隣国の気まぐれ王太子殿下に気に入られてしまいました

サーリャ・ド・バストリオンは、バストリオン王国の第三王女であった。
彼女は他の王族とは違い、銀色の髪と瞳を持って生まれたのだ。
見た目のせいなのか、社交の場にあまり出ないからか、いつしか彼女は『幽霊王女』と呼ばれるようになった。
そんなある日のこと、バストリオン王国はマシェアス王国に侵略され、サーリャたち王族は殺されたり、奴隷として連れて行かれた。
しかし、マシェアスの王太子であるライオネル・ドゥ・マシェアスに気に入られてしまう。
そこで、サーリャはライオネルにある提案をされて……？