「短編小説」を含む小説

ガタガタの古いアパートで暮らす、生きる意味を失った一人の老人。 他の住民が次々と去っていく夏のある日、彼は切手を買いにコンビニエンスストアに出かけていく。

たくさんのショートストーリーと、どう思いかいたのかをまとめました。

1988年、売春産業で成り立つ島に借金という鎖で繋がれている私たちは、置屋から徒歩五分のタミヤ軒のラーメンが好きだった。 ※KAC2024参加作品。フィクションです。 2024…

A－MATERU (あまてる) と呼ばれるエネルギーを研究しているオウと、助手のテルー。 研究が煮詰まったオウを、高身長美女テルーがデートに誘い…… ※ガラスペン杯の短編小説…

風紀に厳しい侍女子の久遠。近寄りがたいクールなヤンキー娘の藤見。 たまたま同じ班になってしまった僕はそんな水と油の関係の二人を庇ってトラックにひかれて死んだ………はずが、なんか全…

言えなかったことを、後悔したことを伝えたい。 その人へ綴る手紙を通して、過去と今が静かに交差する短編。 読んだ後、少しだけやさしい気持ちになれる物語です。

歴史好きの下級役人は、ひょんなことから歴史書を編纂する仕事を任される。 それは国の歴史を時に大きく、時に細かく、語り直すことだった。

宇宙のどこかで、観測員である「俺」と相棒のリーゼが銀河間の戦争を淡々と記録している。 宇宙のどこかで、幼いアルとミナは丘に寝転がって自分たちだけの星座を作り上げている。 始まって…

私は黒猫である。名前はまだない。私はこの町の色々な場所を徘徊している。この町は面白い。他では見れない物が見れたり、聞けない話が聞けたりする。 黒猫の視点で語られるホラー！ 町の…

毎年恒例のクリスマス会を開催する高校男児四人組。 クリスマスイヴにあった各々の恋の報告に盛り上がる。 友人の恋を自分のことのように喜び、失敗は不謹慎に笑いで覆う。 野郎だら…

かつて、音のない空間で交錯した 〈あの記憶〉が、今、もう一度よみがえる――。 「沈黙の臨界」シリーズ、別章。 赦しとは何か。 生まれ変わっても消えぬ罪と、鳴らしてしまった〈そ…

大学生カップルが断捨離について話すぞ。イチャラブもNTRもないから安心して読んでくれよな。

嘆きの迷宮……それは帰還率の著しく低い迷宮だ。 荷物持ちカービーは行方不明者捜索中に迷宮の罠にかかり見知らぬ下層フロアに落下する。 下層フロアで出逢ったのは捜索中の少女達。 だ…

カクヨム、グルメ小説コンテスト用。 ひょんなことからテロリストとして追われることになった主人公。 それでもめげずに、怪物を狩って生きていく。 凡人探索者の遭難キャンプ飯の…

【全６話】【短編】【カクヨムオンリー】 【カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト】 〈あらすじ〉 　主人公の少年・白夜（びゃくや）は探偵である。 　いや、元探偵である。 　か…

この空間にいると、なんだかあの日を思い出す。茹だるように暑くて、制服姿で揺蕩っていた彼女のことを。 『1分で読める創作小説2025』参加作品。 近々、短編集の『おやすみ世界』…

怪しげな紳士に促されてエミル少年はドアの鍵穴から中を覗き、夢のような庭を目にする。

4歳下の中学生凪に恋する凜は寝坊し、駅でキューピッドから恋を成就させるすごろくを与えられる。キューピッドの話では、さいころの目のぶんだけ段落も飛ばして先に進むかどうか選べるらしい…

売れない小説家、画噺人生｟えばなしとき｠は雑誌掲載用の小説を書いていたが、なかなか筆が進まずに困っていた。 そんな時、決まって彼女は 「物語なんて家から出ればたくさん落ちてい…