「いずれ？？？」を含む小説

～あらすじ～ 　牧野(まきの)蜜(みつ)は、ショ―パブで歌手を務める十七歳の女子高生。ある日、雇い主から、相性最悪の新人ピアニストとの仲をからかわれ憤慨し、店を出る。歩道橋の階…

「国乱れる時、怪異あり」と伝えられる瓊国では、後宮ですら怪異がみられる状況となっていた。 現れる怪異や霊獣の背景をひも解き、国を揺るがす謎に迫る連作短編。 公募の〆切との兼ね合い…

【富士見ノベル大賞、特別賞を受賞しました！】 上條咲良は都会のレストランで働いていたが、病気の父親の介護のため地元に帰ってきた。 彼女の家は、代々大口真神（おおくちのまかみ）、…

【ゲームのシナリオだけでなく、この世界にとっても私は「悪役」らしいわね────。】ある日、乙女ゲー世界の悪役令嬢へと転生したことに気づいたシャーリーン。前世では派遣先の紛争地で、…

世界には、エッグモンスター(現代生物学的に確認されていない生物、種族、精霊、幻獣、怪物、魔物など)と呼ばれる未知の生物たちが存在し、人々の生活を脅かしていた。 最初にその姿が…

プロローグ ――永遠の呪い 　「死ねないって、どんな気分？」 あの時、誰かにそう尋ねられた気がする。 曖昧な記憶の中で、私は笑ってごまかした。 でも、本当は答えられなかった…

物部尊人は下っ端魔術師である。別に居ても居なくても大差ないモブ。 仕事の内容はもっぱら雑魚の足止めで、霊魔の王【天津渦彦】との最終決戦でもそれは変わらなかった。いつも通り隅のほう…

いずれの御時にか、近衛大将が清涼殿を焼く事ありけり。 ──帝の即位時に起きた火災は龍に救われた。しかし、その帝の治世の終わりに旱魃が京の都を襲う。 高僧のお告げでは「龍呼ぶ妃」が…

「私にも意思がある」 静かにそう告げた彼女の表情を、彼は未だかつて見た記憶がなかった。 笑った顔、困った顔、悲しい顔、イタズラが成功した顔、照れている顔、愛おしそうな顔。 …

（前作、「はいむるぶしの見える島で〜義理のお兄ちゃんになる人との淡い恋〜」から半年以上経ちました。） 中学一年生の七海優里は、シングルマザーのお母さんの「婚約者」の深瀬さんの息…

「父さんな、会社を辞めてダンジョンで食っていこうと思うんだ」 そう言ったひと月後に、父は命を落とした。ダンジョン探索とは一切関係のない暴走車による事故で、即死だった。 父を殺した…

十五歳の誕生日という節目に『獣の因子』に覚醒する者が現れ始めた十年前、ベスティーナ帝国は変わってしまった。 獣の因子への覚醒者『獣人』達への優遇制度が作られたのだ。 因子の種類に…

※元はnoteで作成したものを、カクヨムにて掲載する用に組み直したものです。 こちらの内容は、既にnoteで何度か投稿しましたが、いずれも不明な理由で削除されてしまったため、こち…

旧タイトル:真祖と悪魔の娘アニマ～引きこもり姫のグリモワール編纂日記。神話級の友人達と行く魔法蒐集の旅～ タイトル詐欺が酷いので変更したのだ。 ・あらすじ 　女神と悪魔の子ア…

普通の村に生まれた主人公ハンス・ハイルナーに転生する。両親の職業は木こりと料理人。 この世界では七歳になるとステータスを獲得できる『天職の儀』が行われる。ハンスは待ちきれずに、…

ティトス帝国の公爵令嬢・シエナは、その白い見た目と凛とした佇まいから“白百合姫”と呼ばれていた。いずれは帝国を変える女亭主として名を馳せる淑女になるはずだったが、ある秘密があった…

人々の魂に色が宿り、その色ですべてが決まる。そんなフォルワ大陸の辺境の村で主人公のディールと親友のレイは十歳を迎えたことで村のしきたりによって”魂色の儀”にて自らの魂の色を知る。…

かつて、人は“死に方”を選べなかった。 　医療の進歩は痛みを和らげたが、それは“生きることの延長”にすぎなかった。 　高齢化と医療逼迫が限界を迎えた日本は、一つの法案を可決した。…

ご都合禁止。（自戒） ──ある日、ＪＫと互いの財布を拾い合う。 いずれかに該当しましたら、どうぞご覧ください。 ・社会人四年目、仕事に疲れた26歳。 ・いつからか友達とも疎遠…

人々から『天使』と讃えられる可憐な侯爵令嬢ロエルは、なんてことないある日、『悪女』なる存在を耳にする。 その時に思ったのだ。 それは正しく私のことだ――と。 天使な見た…