「おとぎ話（？）」を含む小説

子ども用のドレスに身を包み、「お姫様ごっこ」に夢中な少女。 鏡の前で、童話で聞いたあの有名な言葉を口にしてみたとき、彼女の中で「いつも通り」から少しだけ外れた何かが起こる。 それ…

おとぎ話に出てくるような世界で、1人の王女が目を覚ますーー。 だが、記憶喪失のうえ、自分が一国の王女である事や、この国の現状、魔物達の動向など、全く、知る由もない。 だが、幾…

　いつもいじめられていた王子様は、ある時嫌がらせで小鳥と結婚させられてしまう。しかしその小鳥は人の言葉が分かっていた。そして王子様のために、献身的に難題を片付けていく。

　閑散とした港町の大学に通う平凡な男子学生、雨宮は、寂れた神社の境内で不思議なほら穴を見つけた。 　好奇心から近づく内にウッカリ足を踏み入れてしまい、偶然にもそこが地球とは異なる…

鉄道が軍事用兵器として扱われる世界、そこでは暗雲たる空気が立ちこむも人々は自らの中に閉じこもりつつあった。 しかしそうした生き方はもはや許さない。 これはそんな世界を舞台にした哀…

妖怪などいない。 妖怪に興味もない。 妖怪を侮る、あざける。 笑い話、あやかしい、おかしいおとぎ話。 短し小話に妖怪いらず 少なき文字に異常はいらず 今日も私に降りかかる 短し小…

昔々、伝説の勇者に救われた姫がいました。それが「姫と勇者」の物語です。竜牙とアキは、正反対の性格ながらも、とても仲の良い親友同士です。竜牙は物語の勇者のような英雄になることを夢見…

おとぎ話を題材にしたギャグ系パロディです。…時々ブラックも。 下らない話をゆるっと読みたい方、無になって流し読みたい方、どうぞ。 基本的に一話独立で完結しますが、ちょこっと横のつ…

死んだ人間を異世界へ転生させる役割を担う神様の主人公は人間界であるミスをおかし、天界へ戻ることができなくなる。そして通りかかった魔法使いから天界へ行く術が語られるおとぎ話を聞き、…

カレン・アスターは、造形をなりわいとする個人事業主である。 イメージできないものは造形ができない。 しかし、カレンは絵や図や映像でのイメージを描くことができない。 その代わりに言…

「なら、あなたは“信じる”ということを、何をもってして証するのですか」 かつて、大陸には竜と人がいた。 大気を統べ、天候を支配する天空の覇者――竜。 竜の声を聴き、竜と契約し…

久乃木柘榴（くのぎ　ざくろ）の手元には、少し変わった形見がある。 小学六年のときに、病死した母の実家に伝わるおとぎ話。しゃべる犬と変わった人形が『宝石のご飯』を作って、お客さん…

病室の天井を眺めるのが日課だった、病弱な女子高生・小鳥遊雫（たかなし しずく）。 彼女が次に目を覚ました場所は、見知らぬ古城の豪華なベッドの上だった。 鏡に映るのは、銀髪に真紅の…

あたまでっかちなバケモノとやさしい少女の物語 ※一部ノンフィクション描写を含みますがバグではありません

今は昔おじいさんとおばあさんの家に月からモモタロウとカグヤがやってきて居候することになりました。満月の夜になり月の使いを待っていると、鬼が迎えに来たので、その鬼を退治しに仲間を連…

血の夢の果てに、男は女を『土』へ還す。 愛と滅びが交わる、月の夜の伝承。 月の清掃人が見た、終わりのうた。 ••✼•• 『【急募】月の清掃隊 』と 『「Go God Goo…

長編しか書いたこのない自分が初めて書いた短編です。 大学課題で書かないと行けなくなったので頑張りました。 なんとなく思い浮かんだフレーズをそのまま短編にしてみました 短編……むず…

鬼ヶ島で鬼の姫に一目惚れし、鬼退治を放棄した桃太郎。 だが、幼馴染のかぐや姫、竜宮城の乙姫も乱入し、旅路での浮気遍歴が発覚！三つ巴の愛憎劇は、やがて人類と鬼の運命をかけた「究極…

※ネタバレ注意！ 幼い頃に患った疱瘡のせいで見目の悪い穂摘はある日、火事で家族を失う。自身も大火傷を負うが、仲の悪かった許婚によって山に捨てられてしまう。生死をさまよう穂摘を拾…

若干おとぎばなしや童話風の短編。ちょっと、暗い。