「実はわたしも」を含む小説

帝国妖異対策局では、危険な妖異についての情報を臣民の皆様に提供しております。妖異に遭遇する危険性はいつでもどこでも誰にでも存在しています。もし妖異を目撃した際には直ちに帝国妖異対…

私立ダンジョン学園中等部では、合宿期間中の配信スコア最下位の〈部屋〉が即日追放になる——。 　りんごしか落とせない重力使いの式敷 桃花（しきじき とうか）は落第寸前。その癖なぜ…

天気を予測し、提案を通知する——。 世界のあらゆる都市に入り込んだスーパーAI〈ワンネス〉。 貧困は消え、幸福が制度になった。 だが、接続を拒んだ国では、今も戦争が続いている。…

「うん。わたしもキミのことが好き。でも、ごめんね……わたし、婚約者がいるから」 　あるジュエリーショップの創業一家の子息、志貴こいきは初恋に苦い思い出があった。 　それは「婚約…

リンティ・クレパスは『剣姫』と呼ばれる最強の冒険者、ベレッタ・ハルフリードに憧れて冒険者になったばかりの少女だ。 毎日修行を欠かさずに行っているが、目標とする彼女は――あまりに遠…

AIが社会のすみずみに入り込み、効率と正確さが当たり前になったとき——何が「人の仕事」と呼べるのだろうか。 教師、職人、介護士、記者、再就職者、通訳、ファン、町内会長、投資家、弁…

わたしたちは、3人ずっと一緒にいられると、そう思っていたんだ──。 ※Resetterさんによる自主企画『あまてるおう』のお題に合わせ書き下ろした、3000字以内の短編で…

　高校一年生の葉月まさみは、一人暮らしを始めた古びたアパート〈橘荘〉で、黒い水や長い髪、腐臭といった奇怪な現象に悩まされる。やがて排水口から現れる女子高生の幽霊に襲われ、部屋に隠…

いつも座る場所はどこか？わたしはベットのふちと答えます。 就寝中、こむらがえりにたたき起こされたわたしは痛みに耐えたり悟ったりします。そしてベットのふちにちょこんと座りある気付き…

わたしの家にはアンドロイドがいる。 百合を観測しに来たというピスティは、百合の最中に出てくるエネルギーを調べているらしい。 信じられる？ でも、ホントのことなんだよ。そのエ…

　本の中に閉じ込められて千年が立つ魔女エランはある日、封印されていたはずの忘れられてた塔と呼ばれている魔法使いの塔にやってきた天才魔法使いの男の子、シロと出会いました。 　それは…

泥だらけの靴も、うなだれた造花も、あの頃のわたしの一部でした 子どもの頃、世界は少しだけ光っていた気がします 言葉にならない思い出にそっと名前をつけたくなり、この詩集を作りま…

【掌篇集『花に名前を』第二弾】 京都に暮らす、花織という女性の独白です。 彼女の時間に思いを馳せ、想像を広げながら読んでいただけると幸いです。 一話単発ですが、最後にちょっとし…

わたしの家の隣に住んでいるアイドルは、わたしのことが大好きらしい。 なのに、なんで何もしてくれないのかな……。 彼女を好きすぎる彼とのイチャラブ攻防戦。開幕！ ……開幕、した…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/822139838466212954 　じつは昨年一年…

Barに良く行くのでその話を。