まるで短歌のような2行詩の列挙に、
瞠目しました。
鮮烈な世界観であると同時に、
どこかセンチメンタル、
どこかノスタルジー。
その三位一体の熱量が、
まばゆいばかりに織り成す、
言葉のワンダーランドにたっぷりと浸れます。
非凡な詩的才能を持つ作者が世に放つ、
大胆かつ繊細な一頭地を抜く詩集です。
最後に、選りすぐりの2編を紹介しておきましょう。
よくできましたの造花がまるで
献花みたいに うなだれていたって話
おぼえていますか とるにたらないヨルガオ
溺れたわたしを 助けてくれた浮き輪のような