概要
もう二度と会えない大切な人がいる、あなたへ
俺は、彼女の名を何と呼べばいいのか。
凍える北風が、温もりを奪い去ってしまう冬。
今年で18歳になる俺、峰大河(みね たいが)は、いつも通り一人でタバコを蒸していた路地裏で、春川葵(はるかわ あおい)と出会う。
ふとした偶然から始まった出会い、最悪な第一印象、理解と共感、芽生えていく恋心、心身で育んでいく絆。
やがて来る、突然の別れ。
俺は知らなかった。
人を好きになる事。
誰かを愛するという事。
大切な誰かを、失うという事を。
※本作は未成年の飲酒・喫煙シーンを含みます。
二十歳未満の飲酒喫煙は法律で固く禁じられています。
絶対にやめましょう!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!空虚さに身を委ねる若者に訪れた、忘れられない恋。
切羽詰まった逃走劇から始まるこのお話は、「何に対しても熱くなれない」空虚さに身を委ねる若者が初めての恋に出逢う青春劇です。途中までは。
皆に平等に優しく接する女性教師を嫌い、自分を空っぽだと思う一方でどこか特別視しているような、若者らしい思考の大河(たいが)。
彼は葵(あおい)と出逢い、徐々に恋に落ちていきます。みるみる活力溢れる男子に変貌していくさまは、まさに微笑ましい青春劇そのものです。
しかし葵の隠し事が暴かれていくと、物語は途端に表情を変えます。終盤は怒涛の展開が続きますので、きっと驚かされることでしょう!
切なさだけではないラストシーンを、ぜひ味わってみてください。 - ★★★ Excellent!!!青春ものに擬態した裏社会サスペンス
煙草を吸って、だるそうに学校へ通う高校生たち。
最初は、どこか空っぽな若者たちの青春群像劇に見えるんです。
……13話までは。
14話以降は、ジェットコースターのように一気に物語が展開されます。
“春川葵”という少女の正体を追って、売春斡旋、偽造身分、半グレ、地上げ、そして「名前のない子供たち」の闇へ踏み込んでいく。
特に終盤の怒涛の真相開示は圧巻。
「あの時の会話」「あの違和感」「あの伏線」が、全部別の意味を持って襲いかかってきます。
そして最後に残るのは、
“名前”とは何か、
“自分は何者なのか”
という痛烈な問いでした。
青春恋愛の顔で近づいてきて、最後には心を抉りとる。
こ…続きを読む