「魔法」というファンタジーの王道を「プログラミングやシステム構築」で

非常に独創的で、「魔法」というファンタジーの王道を「プログラミングやシステム構築」という現代的なメタファーで再定義した、極めて没入感の高い物語ですね。

「魔法=古いOS」という世界観の鋭さ、「魔法が使えない」という落ちこぼれ設定は王道ですが、そこに「世界がシステム(理)で動いている」という解釈を加えた点が素晴らしいです。 特に、エリートたちが必死に詠唱する魔法を「最適化されていない古いコード」と切り捨て、ラビがそれを「デバッグ」するように無力化するカタルシスは、現代のデジタルネイティブな読者に強く刺さる快感があります。

登場人物たちの設定が、単なる「弱い者たちの集まり」ではなく、「スペックが高すぎて既存の枠に収まらない規格外(バグ)」とされているのが熱いですね。

とてもおもしろく読めました。

その他のおすすめレビュー

スター☆にゅう・いっちさんの他のおすすめレビュー441