これは災害か、祝福か。 答えは猫の数だけ🐈‍⬛

天気予報が「猫」になるだけで、世界は静かに、そして見事に崩れていきます。
理由は語られず、説明もありません。

それなのに、読んでいるうちに「まあ、そういう日もあるよね」と思ってしまうのが不思議です。
猫が降り、猫につまずき、猫に仕事を邪魔され、猫のふぐりを仰ぎ見る。

どれも荒唐無稽なのに、描写があまりにも生活に密着していて、笑いながら納得させられてしまいます。

理不尽な出来事を、終始真顔で積み重ねていく語り口が、とても心地よかったです。

明日また天気予報を見たら、少しだけ空を見上げてしまいそうです。
次のハムスターの降る景色を思い浮かべてしまいました。
肩や頭に何匹も舞い降りてきてハムスターが乗っている景色は、祝福でしかありません!

そんな余韻の残る、とても楽しい短編でした。

思わず誰かに
「ねえ、明日の天気、猫らしいよ」と言いたくなる作品です。

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