概要
「最強の聖女?いいえ、私はただのハーブティー好きです」
ブラック企業の事務職だった主人公・ミチルは、過労で倒れた末に異世界の深い森へと転生する。授かったスキルは、植物の声を聴く【万物の緑聴】。 かつての世界での忙しさに嫌気がさした彼女は、森の古民家を改装し、精霊たちに手伝ってもらいながら小さな薬草店を開店。伝説のポーションを作る能力があるのに、彼女が作るのは「安眠できるお茶」や「お肌がツルツルになるクリーム」ばかり。 次第に、傷ついた騎士や、お疲れ気味の魔王までが、彼女の淹れる一杯の茶を求めてこっそり通い詰めるようになる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『戦わない異世界が、いちばん優しかった。』
ブラック企業で疲れ切った主人公が辿り着くのは、剣も戦争も前面に出てこない、深い森のスローな日常。
本作は、異世界転生ものの中でも「強さ」より「回復」を主軸に置いた、やさしい空気感が印象的な作品です。
植物の声を聴き、精霊に助けられながら暮らす主人公ミチルの生活は、派手さこそありませんが、とても丁寧。
お茶を淹れる、庭を手入れする、誰かをそっと休ませる——その一つひとつが物語としてちゃんと効いています。
まだ序盤ですが、すでに「この森には、これからいろんな疲れた人が辿り着くんだろうな」という予感があり、今後の広がりが楽しみです。
戦わず、癒しで関係を築いていく異世界スローライフが好きな人に…続きを読む