理不尽な世界で輝く少女たちの知恵と絆が胸を打つ、痛快で切ない逃亡劇
- ★★★ Excellent!!!
中世の理不尽な階級社会を舞台に、ピコとテイジーという対照的な少女が運命に抗う物語。
ピコとテイジーの二人が鮮烈。
ピコは天才的な観察力と知略を持ちながら、決して万能ではなく、恐れや葛藤を抱えたまま友を守ろうとする。
その“弱さを抱えた強さ”が魅力。
一方テイジーは、圧倒的な身体能力と素朴な優しさを併せ持つ少女。
現実的で慎重な性格がピコの暴走を支え、二人の関係性に温度差と深みを生み出している。
二人の掛け合いは軽妙で、時に切なく、時に痛快。
世界の残酷さが丁寧に描かれているからこそ、彼女たちの小さな願いと決意が強く胸に響く。
逃亡劇でありながら、友情と希望の物語としても読めます。
二人の行く末を追わずにはいられません。