概要

あの時…僕らは、野球をしていた
ひとりの捕手がいた。
肩の弱い捕手だった。

彼は、その弱点を受け入れたうえで、肩以外のすべてを極限まで鍛え上げた。
配球、捕球、観察眼、判断力――
捕手として必要なものを、すべてだ。

その結果、彼は中学三年時、全試合を自責点ゼロに抑えた。
天才と呼ばれる投手たちの活躍もあった。
だが、もし彼がいなければ、その記録は成し遂げられなかっただろう。

そして彼は、高校生になった。

だが――
彼は、野球をやめていた。

自分の才能に、限界を感じていたからだ。
  • 連載中66
  • 70,935文字
  • 更新
  • @hry37100

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