経費自由、手段も自由　さあ卵を売ってこい

私は馬鹿なので、この手の問題が出されたら多分絶望します。
というのも私、営業的な仕事と致命的に相性が悪いのです。
結構やばめなクレームをもらいまくった挙句、その火に油を注いで大炎上させて、遂にはクレームが発生した際初手で上司が対応に当たるようになるくらいには、営業周りに必要な技術や心構えが欠けており、身につきませんでした。
そんな私なので、絶対クレーム必至な事態に巻き込まれそうです。

一方の主人公、思考の迷宮に迷い込みます。
この迷宮を巡る思考の描写が実にリアリティがあって、共感が持てるのですよねぇ。
「そういうことを考えそう」というのが、実に丁寧に描かれています。
それだけに、「その発想」に思い至った際の感動もまたひとしおです。

それにしても、そのオチは笑いました。
まあ、よくよく考えてみればそれはすごい付加価値だ。

さて、あなたならどう卵を売りますか？
一緒に考えながら読んでみてください。