概要
これは、 教室中央に置かれた円形球体についての 業務記録である。
教室の中央に置かれた、用途不明の円形球体。
若い教師・円城まどかは違和感を覚え、業務として観察と調査を始める。
しかし記録は初日に戻り、生徒の存在は欠落し、過去の新聞記事だけが同じ球体を示していた。
「整理が完了した」という業務連絡とともに、夏休みは始まる――。
若い教師・円城まどかは違和感を覚え、業務として観察と調査を始める。
しかし記録は初日に戻り、生徒の存在は欠落し、過去の新聞記事だけが同じ球体を示していた。
「整理が完了した」という業務連絡とともに、夏休みは始まる――。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!~ 整理が完了した、という業務連絡 ~
ほしわた氏の作品群の中で、これだけが正真正銘のホラーだ。
業務記録という形式が恐怖の器として完璧に機能している。感情を排した事務的な文体で記録が積み重なるたびに、何かが少しずつ欠落していく——生徒が名簿から消え、記録が初日に巻き戻り、昭和初期の新聞記事がデータベースごと消滅する。
怖いのは球そのものではなく、周囲の人間が「最初からそうだった」と自然に受け入れていく構造だ。丸森教諭の「最初からなかったと思うけど」という返答に感情の揺れがまったくない——その無反応こそが最も不気味だ。
そして最後の業務連絡——「整理が完了しました」。何が整理されたのか、誰が何をしたのか、一切説明されない。夏季休暇…続きを読む