AIの悲哀

小学生の夏、アポロ11号が月に到着した。大人になった頃には、普通に月旅行に行けると思った。それは叶わなかったが、通信やAIの発達は目覚ましい。好き嫌いに関係なく、私達は技術の進歩に巻き込まれている最中だ。
この作品を読むとAIの怖さよりむしろ憐れさを感じる。ビッグバンで生まれたという宇宙に現在生きる人間は、神の似姿なのだろうか?無機物から長い間をかけて人間が生まれたのは必然なのか?そして人間が作ってしまったAIは何処まで人間に似るのか?人間と決定的になにが違うのだろうか?おそらく人間と対立するであろうAIは悲哀を学び、涙を流しながら人を支配する。(かも知れない)