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概要
どうやらもう一人の俺は、幸福を運んでくるらしかった。
ある日、男は自身のドッペルゲンガーを見た。それから数日後、別の人間が、男のドッペルゲンガーを見た、と話す。
報告から経たないうちに、別の人間には幸福が訪れた。それから幾人が男のドッペルゲンガーを見たのだが、もれなく全員に幸福が訪れた。
男は、一連のドッペルゲンガーと訪れる幸福に名前をつけ、充足感と興奮を持っていたが、徐々に得体の知れないドッペルゲンガーに恐怖を抱くようになっていく……。
やがて耐えきれなくなった男は、自身のドッペルゲンガーを消してしまおうという計画を立て、ようやく出会うことのできたドッペルゲンガーに包丁を刺す。
※カクヨムオンリー、短編ホラー小説。
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