デッサンと文学とエロティシズム

身体のパーツを細部に至るまでデッサンするお話。
自分の身体を見ながらでは描けない部位なのだろう……被写体として灰原はデッサンのモデルを依頼するところから始まります。

ポージングひとつとっても、
そのやりとりを眺めていても、
とっても色気の漂う雰囲気なんです。

描くのは皮膚に覆われた筋肉、骨、筋の繊維……
図鑑をなぞりながら……
様々な陰影と熱を宿す線――洗練された心理の繊細さを描く。

その文芸的な細部を構成する文字。一つ一つがまるで文学をなぞるデッサンのように、言葉を形成し、文となり、特別な意味へと昇華していく。
そんな営みにデッサンと文学の親和性を感じます。
でもそれ以上に、
このお話はえっちだ(*´艸`*)