この方の新撰組愛はホンモノだ!

まるで、浅田次郎の『壬生義士伝』を思わせる作品である。主人公は、近藤勇や土方歳三、岡田総司ではない。もっと通なところを攻めてくるのである。

本作は、新しいなんだろう、なんと言えばいいだろうか、生まれた時の情念というか、それがひいては輪廻や円環といったところにも通ずる、心的ホラーの出現と表現できようか!

読んでみて、ご自身で是非、味わってみていただきたい。

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