概要
漢字は〝糸〟になったけど、中身は〝木〟のままなんだってば!
「〝糸〟が〝木〟に見えるって……? ははは、そんな馬鹿な……ホントだ!」
――私の名前は、親の書き間違いから始まった。
時は、令和の戸籍法改正。
戸籍に〝氏名のフリガナ〟が正式に記載されることになった。
世間が本人確認の効率化に沸く中、女子高生の〈 沢田 ゆかり 〉は、絶望の淵に立たされていた。
彼女に与えられた名前は、高貴な〝紫(ゆかり)〟……ではなく、書き間違いの〝柴(ゆかり)〟。
このままでは、私の名前は国家公認の〝柴〟として永遠に固定されてしまう!
「私は、平安の雅を手に入れる。今度こそ〝紫〟になるんだから!」
自分のアイデンティティを懸け、十五歳の少女が家庭裁判所に殴り込む(!?)
名前を巡るトラブルから、親友・友犬(?)との絆、そして〝自分を肯定すること〟に気づくまでを描いた、令和の改名奮闘記!
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