要所の表現に作家性がにじみ出ていて、かつ作品のリーダビリティが高いので、気付くとスクロールする指が止まらない。おかげで電車を一駅乗り過ごしてしまいました。最後には切ないような、ほっこりするような、不思議な感慨に包まれる。そんな優しい作品です。
とある研究者の女性が、小学生の時に体験した出来事を語る。夏休みの自由研究で、カマキリがコオロギを捕食する動画を撮ろうとするが……。人間誰しも、どこかで失敗するもの。思いがけない要因によって、悔しい思いをさせられるもの。でも、そこから何かが生まれることがある。失敗したからこそ、見えてくる何かが、きっとある。すこしふしぎな失敗談、お勧めいたします!