TLで見かけたものを、仕事柄、時節柄もあって読ませてもらいました。心から願ってた理想の自分が叶うのも、ずっと呼ばれていた名前も、全部が今の自身を構成する大切で、手放せない掛け替えのなさよな。そんな感想を覚えて、ちくりと痛んだ心の温度すら少し愛おしくなるような、そんなお話でした。
紫《ゆかり》になるはずだったのに、親の書き間違いによって柴《ゆかり》として生きることに。ゆかりは本来の名前を手に入れるために奮闘する……。『名は体を表す』とはいうが、名を示すラベルが変わったら魂までもが書き変わってしまうのか?自らの在り方に揺れる、主人公〈沢田 ゆかり〉の繊細な機微が描かれる現代ドラマです。読みたいと思うポイントがぎゅっとパッケージングされた素敵な短編作品です。ぜひ!
名は体を表す、という有名なことわざがこの世には存在しますが、言うならばこちらの小説は、名が冠る《フリガナ》がトリガーになった短編作品です!両親のとあるうっかり…? によって生じた間違いに、思春期らしい苛立ちと勤勉さで向き合う等身大の主人公が可愛いらしく、短編らしく程よいスケール感で展開される物語はほっこりと楽しめます!!名前がその人の本質を表しているのなら、名前さえ変えれば本質も変わってしまうのか。気になる方は、ぜひご一読を!!!