概要
若い二人はお互い競い合い、想い合い、そして惹かれ合いながら、人類の夢である『完璧なアンドロイド』を作ることを夢見ていた。
ある日、青海は自分が作り上げたAIに相応しい名前をインプットする。
――AGI-J(アギー・ジェイ)――
AIの進化系、AGI(汎用人工知能)の、世界で初めての発明――
その瞬間に、人類滅亡へのカウントダウンが始まったのを、誰も知る由も無かった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!考えさせられたのは人生哲学──人はなぜ生きるのか?
普段は長編作品のレビューは完結してから書かせていただいているのですが、今回は先走りです。それほどまでに感想を書きたい気分にさせられたわけですね。(←悔しい←いやなんでだよ)
最初に題名とあらすじを見て思い描いた物語をまるっと裏切られました。そして非常に考えさせられる内容でした。
やはり見どころは『人類滅亡の原因』です。
非常に唸らされましたし、考えさせられるのは
『人が生きる意味とは?』
AIを取り扱うSF好きな読者にとって気になるテーマであります。奇しくも自身が同じようなテーマでSF作品を執筆中なこともあり、興味深くかつ楽しく読ませていただきました。
物語はまだまだ続きますので先…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人類滅亡の原因に驚愕!
AI工学の研究機関『佐那研究所』で働くロボット博士、白雲青空とAI担当の研究者、緑山青海の二人が創り出したAIの進化系、AGI(汎用人工知能)を搭載したアンドロイド
――AGI-J――(アギー・ジェイ)
「AI」「人類」「滅ぼす」という題材が自分の書いたSFの題材ともよく似ていたので、興味を抱いて読んでみました。
当然ですが内容はまるで違いました。人類を滅ぼすというサブタイトルから、もっとスリラー的な展開なのかと思いきや、舞台は徳島県の藍の島という先進科学とは無縁の僅かな島民が暮らす長閑な離島です。
しかし、この島の島民が後の物語に大きく関わって来る重要なピースとなっていきます。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!SFホラーの恐ろしさと、惹き込まれる謎……SFミステリーとしても秀逸!
「人工知能の発展した未来で、人類が滅ぶ瞬間」――そんなショッキングな〝エピローグから始まる〟この物語は、初めから強烈な〝ホワイダニット〟を読者に投げつけてきています。
「なぜ人類は滅ぶのか?」「AIが進化したAGI(汎用人工知能)とは何なのか?」
時に和やかに、時に面白おかしく、物語が進行してく中……随所に、多くの謎が巧みに盛り込まれています。未来への希望が溢れているように見えるからこそ、最初に提示されている絶望の存在感が、驚くほどに引き立っている。
〝この物語がエピローグから始まっていることに、大いなる意味がある〟
どうか、この強烈なエピソードを心に残しつつ、お読み頂ければ嬉しいです…続きを読む