食への探究心は果てしなく、それゆえに人間とは面白い生き物である!

フグと言えば猛毒のある食品として有名な一品。

特殊な免許を持つ調理師の方しか調理することを現代では許されておりません。

しかし、本作では古くからフグ料理が食べられていたことを明かしていきます。

無論、経験則から昔の人たちもフグに毒があると知っているだろうという考察は納得できるものです。

そこから始まるどうしてフグ料理をそこまでして完成させようとしたのかという作者の考察が奥深く、人間の探究心の果てしなさと、欲望の果ての奇跡ともいうべき食文化の発展が面白い!

ぜひ、毒のある食品へ立ち向かう人々に対する熱意を一緒に考えてみて、人間の面白さを体験してください(*´ω`*)

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