気付いたらブラを付けた女子高生!
でも中身はアラフォー社畜──!?
この導入だけで掴まれました。
平成の教室
スマホもない空気の中で
〝根古林ありす〟として生き直す主人公の
ぎこちなさが痛いほど愛おしい。
福地ジュリカの
眩しくて少し強引なスキンシップは
ただの百合的サービスではなく
読んでいるこちらの心まで
ほぐしてくれる優しさとして響きます。
体と心
過去と現在の狭間で揺れるモノローグが
静かに積み重なり
気付けば自分自身の
〝性〟と〝居場所〟について
そっと考えさせられる一篇でした。
軽やかなのに
読後感はやわらかく深いです──!