「寝る」ってすげえんだぜ!?

いつも惰性でやっていることを、ある時「仕事だ」と言われたら、
皆様どう思います!?

ましてそれが……ほとんどの人間の楽しみであると言ってもいい「寝ること」だとしたら!!


物語の舞台は五体の聖獣が国を守る王国。
獅子、龍、鳳凰、一角獣は勇気・雷・風雨・癒やしの力で民から崇められているが、
中央に描かれた「獏」だけは、みすぼらしく役立たずな存在として笑われていた。
なぜなら、ずっと寝ているからです!!

ヘリオット・バクはそんなわけで半ば政略結婚のための駒として扱われております。



しかし聖獣祭の日、
ヘリットは一角獣家の娘シュリンとの結婚を拒み、
獏家の塔に閉じ込められていた牢獄から脱走します。

雷と嵐に紛れて王宮を抜け出し、
彼は「獏家」という名前すら捨てて、ただの「ヘリット」として国を去り申した。

この先生特有の言葉遊び満載に描かれる長編にございます。


続きももちろん楽しみです。


ご一読を。