今、革命を歌え!

どこの世界でも、
小さい声は大きい声にかき消され、
小さい者は大きい者に踏み潰される。

少女エーデは、この国を支配するロイター教の神官に全てを奪われました。

家族。棲家。そして、声。



以後、しゃべれぬ者となったエーデは、ロイター教の反対勢力である神殿に匿われ、『その日』が来るのを待っております。


革命です。


小さいものでも、大きいものを倒すんだ。
自由を手に入れるんだ。


革命が来るのを、ずっと、待っておりました……。

しかしやってきたのは、さらに辛い現実でございます。




逝くもの、残されるもの。
そして、残されたものがすべき事はなんであるのか。


彼女の中の革命は成し遂げられるのか……?






ご一読を。