読まないのは勿体ない。
- ★★★ Excellent!!!
この作品を語るに、読まないのは非常に勿体ない。最後までたどり着いたものだけが拝める最高の結末を是非とも見るべし。(読了感最高のハッピーEDということだけは伝えたい!!)
プロローグから1話目までがちょっと長いのですが、ここで読むのをやめてしまうのは非常に勿体ない。やめたら絶対に後悔します。後半になるにつれて恐ろしいほど吸い込まれる文章と展開に息つく暇もありません。
作品について、まず盲唖という非常に難しい主人公をまして1人称視点で語らせるというとんでもなく難しい領域。これをやってのける筆力の高さに震えます…
ECHOという感覚補助デバイスのお陰でそれを補えるとしても、主人公である彼を作中で語らせるにはいかに難しいか。
そしてECHOを巡る争い。物語は語るではなく、読者に問いかける印象。何かを残すというよりもヒューマンドラマ。
主人公が盲唖なので作中は他の五感を刺激する文章と表現が散りばめられています。語彙のない感想になりますが、「ここでこれを持ってきたかー!!うますぎるー!!」と机を叩きたくなるくらいうまい。
ECHOについての設定が深くてここはぜひ作品でじっくり味わって頂きたい。ここで語るのも勿体ない。読めばわかる。そして噛めば噛むほど味が出る設定。
所々読者の妄想力に委ねるシーンがあるので、そこも加味して楽しめると思います。
ラストシーンはこうくると全く想定していなかったので、いい意味で期待を裏切られて読者の心を鷲づかみにします。
読了感の良いハッピーエンドを是非自身の目で確認してください。
あなたの心にも、音から表現される色が見えますように。
素敵な作品に巡り合えて感謝です。