記憶を失った男装少女に、熱い視線は向けられる。
- ★★★ Excellent!!!
時は平安。貴族に仕える少年従者の朱鷺。彼には、ある秘密がありました。
いえ、正確にはこう書くべきでしょう。
彼女には、ある秘密がありました。
実は朱鷺。格好こそ男性のものですが、実はれっきとした女性。
しかも、幼い頃の記憶をなくしていて、正確な素性もわからないという訳ありです。
にもかかわらず、そばに置いてもらえるばかりか特別可愛がってくれる主人やその奥方様には、返せないほどの大恩があるのです。
そして、朱鷺のことを特別気にかけている者がもう一人。
主の甥っ子の鷹晴が、朱鷺に熱い視線を送っているのです。
ただし、少年従者ということになっている朱鷺に思いを伝えるのは簡単なことではありませんし、そればかりか、嵐にあうだの、物の怪に襲われるだの、図々しい勘違い女が余計なことをしてくるだの、二人の歩む道はたくさんの困難が。
しかしお話としては、うまくいかないことがあるからこそ、ドキドキや胸キュンは高まるもの。
数多くの恋愛作品を書かれている作者様だけあって、そのあたりの素晴らしさは保証付き。
困難や邪魔があるたび、がんばれ、これを乗り越えた先には胸キュンがあるんだと応援したくなります!
二人が幸せになるその時まで、じっくり見守っていきましょう。