主人公は、金物屋の子として決められた人生に鬱屈とした思いを抱えています。そんな彼のよりどころとなるのが、幻想的で美しい筆致で描かれる宇宙の樹。その魅力に引きつけられるのは、きっと読者も同じでしょう。変わらぬ日常のなか、ふと主人公の心の扉が開きます。それを象徴するかのようなキーアイテムもきらりと光ります。素敵ななにかが始まりそうな、心軽やかな結末が待っています。ぜひご一読を。
宇宙への憧れと不思議な“何か”がじんわり心に残るタイプの話でした。主人公アルタの視点から見える広い世界の描写が好きで、たった2話なのに読後感がきれいに残ります!幻想的でちょっと考えされる作品です。
宇宙樹という概念。それは世界樹でもいいのかもしれない。そういうユグドラシルなものに想いを巡らせる珠玉の短編。
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